カテゴリ:愛・地球博(Aichi Expo)

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  • サヨウナラとアリガトウを長久手方面に向けて

    OLYMPUS E-10+C-PL, f3.2, 1/25s(絞り優先・車内より) 沈黙した電子掲示板。 愛・地球博公式駐車場の混雑程度を知らせるための電光掲示板も、今日になって光を失い、もはや真っ暗なまま何も表示していない。 開催してしばらくは客の入りも悪く、公式駐車場も気の毒なほど利用者が少なかった。週末でさえがらんとしていて、平日などは台数を簡単に数えられるほどだったという。だから表示はいつだって「空」だった。たまに週末...

    2005/09/27

    愛・地球博(Aichi Expo)

  • 192,502人の中の1人として

    OLYMPUS E-10+C-PL, f4.8, 1/100s(絞り優先) 愛・地球博、駆け込みセーフ。 苦節半年、ついに行くことが出来た、愛知万博。長い道のりだった……。行くいくと言いながら、ここまで引っ張ってしまった。 でも、最後になっていい流れになって、満足、納得の愛知万博行きとなった。交通機関もパーフェクトで、待ち時間なしで家を出て40分後にはゲートをくぐっていた。 楽しかったかと訊かれると、うーん、と言葉に詰まりがちだけ...

    2005/09/22

    愛・地球博(Aichi Expo)

  • 心の準備完了。あとは行くだけ

    OLYMPUS E-10+C-PL, f2.8, 0.5s(絞り優先) ついに手元に届いた、愛知万博の入場券(オークションで2,000円)。 おおー、これがそうか。ネットの写真では見慣れてたけど、実物を手にするのは初めてだ。思ったより表面はザラザラしているんだ。もっとテレカみたいなツルツルの材質を想像してた。 中央に細く盛り上がっているところがあって、ここに世界最小のICチップが埋め込まれているようだ。インチキ防止、というだけではな...

    2005/09/20

    愛・地球博(Aichi Expo)

  • 記念ブツを素直に喜べた頃

    OLYMPUS E-10+C-PL+マクロ+クローズアップNo.3, f3.6, 1/40s(絞り優先) 万博へはまだ行ってないのに、万博のコインを持っている。 EXPO'70って。 大阪万博ではないか。 昭和45年だったのか。私はもちろん行ってない。ヨチヨチ歩きでは行けないし、親が連れて行ってくれたという話も聞かない。 なんで持ってるんだろう? しかも、2枚あった。誰かにもらったのか、ずっと後になってどこかで買ったのか。 コインを少しだけ集...

    2005/09/18

    愛・地球博(Aichi Expo)

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サヨウナラとアリガトウを長久手方面に向けて

愛・地球博(Aichi Expo)
沈黙の電光掲示板

OLYMPUS E-10+C-PL, f3.2, 1/25s(絞り優先・車内より)



 沈黙した電子掲示板。
 愛・地球博公式駐車場の混雑程度を知らせるための電光掲示板も、今日になって光を失い、もはや真っ暗なまま何も表示していない。
 開催してしばらくは客の入りも悪く、公式駐車場も気の毒なほど利用者が少なかった。週末でさえがらんとしていて、平日などは台数を簡単に数えられるほどだったという。だから表示はいつだって「空」だった。たまに週末などに「混」という表示が出ていたら驚いたものだった。
 しかし、後半になると利用者が増え、今度はいつでも混を通り越して「満」の日が続いた。それを見て、よかったね、万博と思ってちょっとだけ嬉しかった。まったくの他人事だけど、なんとなく。
 この掲示板が取り外される日も近いだろう。

 愛知万博も昨日で終わり、今日から大がかりな解体・搬出作業が始まったとニュースが伝えていた。外国パビリオンの関係者も一斉に帰国の途についたことだろう。寂しさと、満足感と、安堵感の入り交じった複雑な気持ちだったんじゃないだろうか。半年というのはやっぱり短い時間じゃないから。たくさんの出会いがあって、別れがあったに違いない。

 今回愛知万博へ行ったことで、体験する、参加する、その場に居合わせるということの大切さをあらためて知ることができた。毎日ニュースで万博会場の様子を見てはいたけど、テレビで見るのと会場に行くのとではまったく違うものだった。会場にいた時間よりもテレビで見た時間の方がずっと長かったのに。
 百聞は一見にしかず---悔しいけどこの言葉は本当であることが多い。見ることや知ることと、その場に居合わせて肌で感じることの決定的な違いを再認識させられた。

 万博が終わって、私もささやかな一参加者として寂しさを感じている。昨日、特集番組を観ていたらよけいにもの悲しい気持ちになった。でもそれは、自分も確かにあそこに行ったからなんだ。もし一度も行ってなかったら決してこんな気持ちにはならなかっただろう。そう考えれば、この切なさも大事なものだということに気づく。

 始まりがあり終わりがある。出会いがあれば別れもある。別れは多くの悲しみを含んでいるけど、別れの悲しみがない人生が別れの多い人生より幸せかといえばそうじゃない。別れの数だけ出会いがあったということだから。出会いの数が多いほど人生は豊かになるのだと信じたい。だから、私たちは寂しい終わりも、悲しい別れも受け入れ、それを愛そう。

 長久手方面に向かって手を振りながら、心の中で小さな声で言ってみる。サヨウナラ、愛・地球博。ありがとね(←名古屋弁のイントネーションで)


192,502人の中の1人として

愛・地球博(Aichi Expo)
192,502人の1人

OLYMPUS E-10+C-PL, f4.8, 1/100s(絞り優先)



 愛・地球博、駆け込みセーフ。
 苦節半年、ついに行くことが出来た、愛知万博。長い道のりだった……。行くいくと言いながら、ここまで引っ張ってしまった。
 でも、最後になっていい流れになって、満足、納得の愛知万博行きとなった。交通機関もパーフェクトで、待ち時間なしで家を出て40分後にはゲートをくぐっていた。
 楽しかったかと訊かれると、うーん、と言葉に詰まりがちだけど、行って良かったと訊かれれば、もちろん、と元気に答えられる。行っておいてよかった、いや、ホント。

 今日の入場者数は192,502人。ここ最近ではまずまずといったところだろう。決して空いてはいないけど、ものすごい混雑というわけでもない。
 しかし、20万人って、行く前はちょっと想像できない人数だった。プロ野球の球場でも5万人で、あの4倍なんて。関ヶ原の合戦が15万人。自衛隊員が24万人(って、それは参考にならない)。
 20万都市というと、小田原市、岸和田市、沼津市あたりで、小さい都市ではない。
 会場は広いからどこもかしこも混雑してるわけではないものの、やっぱりたいそうな人出だった。歩きにくいことこの上なし。
 こういう人が集まるところへはあまり行かない私にしたら、20万人というのは最初で最後かもしれない。東京ディズニーランドでも、1日の平均入場者数は4万5,000人らしいし。

 やたら人が多い中で意外だったのは、客の99パーセントが日本人だったということだ。万博ってのは、展示だけでなく人も世界中から見に集まってくるものだと思ってたら、まったくそうじゃなかった。会場中に異人さんがうようよいて、世界各国の言葉が飛び交い、写真も撮り放題、みたいなのを想像してたから、ガクッときた。パビリオンの関係者も表にはあまりいないから、探してもなかなか見つからない。これなら明治村の方がたくさんいたぞ。
 もちろん、ちょこちょこはいる。でもホントにちょこちょこだ。あっちを見てもこっちを見ても異人さんだらけでウハウハ、ではなかった。個人的にそれが一番残念だった。パビリオンがどこも行列だらけで何も見られなかったことよりも。

 いや、実はひとつだけパビリオンの中を見た。それは意外なことにマンモスだった!
 何故!?
 あんなに見られないと大騒ぎだったマンモスだったのに、係のおにいさんが「ただいまマンモス、30分で見られますー。整理券も必要ありませんー」とマイクで叫んでたんで、ホントかいな、と半信半疑で並んだら20分で見られた。そんな……。
 整理券の配布を待って本格的に見るためには確かに長い時間並ばないといけないのだけど、それはマンモス館前のドームとセットの見学で、マンモス単独なら普通に30分も並べば見られるのだった。そんな仕組みだったとは。
 それよりも強烈に並んでたのは、ドイツ館とかロシア館などだった。あれは無理。今日あたりでも2時間半待ちとかだった。

 人並みの中をただただ歩いた私の愛・地球博。しかし、いくら普段山や森の散策で歩き慣れてるとはいえ、ノンストップの4時間歩きはさすがにこたえた。グローバルループを2周も歩いてしまった。サツキの家の外周コースも遠~い。
 ペットボトル3本。食べは一切なし!

 なにはともあれ、楽しい万博行きとなって、よかった、よかった。これから時間が経って、頭の中で楽しかったイメージとして育っていくことだろう。
 愛知万博もう行った? せっかくの地元なんだし、行った方がいいかもよ。一生に一度だし。まだ行ってないの?
 等々励ましとプレッシャーの言葉をかけてくれた人たちに感謝。
 追い込まれてからの強さは、夏休みの宿題をため込んで一週間でやった少年時代があったればこそだ。
 いや、でも、追い込まれてからじゃやり直しはきかないんだよね。やっぱり一番空いてた4月に行っておけばよかったかなと今更ながら思う、9月の終わりであった。

心の準備完了。あとは行くだけ

愛・地球博(Aichi Expo)
猫にチケット

OLYMPUS E-10+C-PL, f2.8, 0.5s(絞り優先)



 ついに手元に届いた、愛知万博の入場券(オークションで2,000円)。
 おおー、これがそうか。ネットの写真では見慣れてたけど、実物を手にするのは初めてだ。思ったより表面はザラザラしているんだ。もっとテレカみたいなツルツルの材質を想像してた。
 中央に細く盛り上がっているところがあって、ここに世界最小のICチップが埋め込まれているようだ。インチキ防止、というだけではないだろうけど、そういう要素も含まれているに違いない。おかげで最後まで偽造チケットというのは出てこなかった。あと、全期間入場券を貸し借りすることができてないのもこれのおかげだろう。

 おい、アイ、これが万博チケットだぞ、と見せてやったけど、案の定反応無し。寝起きを起こされて不機嫌な顔をしてる。
 ま、どっちみちキミは連れて行ってやれないけどね。
 この後、さらにチケットを顔に近づけていったら、イヤそうな顔をして逃げていった。猫にとっては何の価値もないものだ。
 でも考えたら、下手に興味を持たれて、せっかくのチケットにかみつかれて破れてしまったら大変なとこだった。あぶない、あぶない。なめられてICチップがおかしくなったりしても困る。ゲートの入り口で止められて、いや、これ、猫になめられまして、などと言い訳しても許してもらえないだろうし。

 昨日の入場者数が怒濤の28万人で相当ひるんだのだけど、今日は22万人で入場制限もなかったというのでちょっとホッとした。明日どれくらいかで、あさっての予想がつくだろう。20万人は超えて欲しくないんだけど、もうここまできたら何十万人であろうと行くしかない。
 それにしても、家を出てからゲートをくぐるまでにどれくらいかかるのか見当がつかない。車で行けば20分かからないところなのに。
 ただ、だんだん気分は盛り上がってきたことは間違いない。よし、これなら行ける。

記念ブツを素直に喜べた頃

愛・地球博(Aichi Expo)
万博コイン大阪

OLYMPUS E-10+C-PL+マクロ+クローズアップNo.3, f3.6, 1/40s(絞り優先)



 万博へはまだ行ってないのに、万博のコインを持っている。
 EXPO'70って。
 大阪万博ではないか。

 昭和45年だったのか。私はもちろん行ってない。ヨチヨチ歩きでは行けないし、親が連れて行ってくれたという話も聞かない。
 なんで持ってるんだろう? しかも、2枚あった。誰かにもらったのか、ずっと後になってどこかで買ったのか。
 コインを少しだけ集めていたのは、小学生のときだった。寛永通宝とか。ってことは、昭和でいうと55年前後だろうか。まったく覚えてない。

 コレクション用のコインとしては価値がないものだ。相当数出回ってるだろうし、むき出しで他のコインと一緒にがま口財布に入っていた。
 ただ、100円通貨としての価値はあると思う。今の時代、100円じゃ缶コーヒーも買えないけど、お店の人に出したら受け取ってくれるだろうか?
 コンビニのバイトに出してもダメだろうな、きっと。
 確認のため、オークションで調べてみたら、落札価格100円とかだった。気の毒に。それなら取っておいた方がよかったんじゃないか。

 愛知万博の記念コインも出ていて、あれは確か500円硬貨だった。
 大阪万博のときの100円と、今の500円と、価値としてはどうなんだろう。大阪万博の入場料と比較すると分かるかと思ったのだけど、検索してもちょっと分からなかった。
 しかし、こういう記念グッズや観光地グッズに対する情熱というものはすっかりなくなってしまった。私だけじゃなく日本人全体がそうだろう。昔はこんなコインでもみんな大喜びで飛びついた。観光地へ行けばキーホルダーやペナントを買い、大きなイベントがあるたびに記念コインや切手を買ったものだ。今にして思えば、なんであんなことくだらないものを喜んでたのか不思議だけど、当時は普通に嬉しかった。
 そういうたぐいの熱情をなくしてしまったことを悲しむべきかもしれない。

 時代が進んで、一番残念なことは、人の心の純情が失われていくことだ。
 愛知万博は、一応入場者数だけ見れば成功だった。開催後半のリピーター率5割というから、行った人の多くは楽しんだのだろう。
 次に日本で開催される万博がいつになるか分からないけど、今回の愛知万博は日本人が素直に楽しめる最後の万博になるような気がする。愛知万博に大阪万博の熱狂はなく、次の万博に愛知万博の高揚はおそらくない。
 だから私も、愛知万博の記念コインを買っておくべくだ。20世紀に育った人間の責任として。
 えーと、どこ行けば売ってるんだろう。もう売り切れかも。現地に売ってるんだろうか。買うの、ちょっと照れくさいな。

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