静かなる松平郷

名所/旧跡/歴史(Historic Sites)
静かなる松平郷-1

PENTAX K100D+smc Takumar 50mm f1.4 / smc Takumar 135mm f2.5



 桜はいったん休んで、今日は松平郷に戻りたい。3月から4月にかけては、季節が急ぎ足で進んでいくから、写真をためておくとすぐに古びてしまう。なるべく旬のうちに使いたいと思いつつ、新しい写真が増えていって埋もれてしまいがちになる。そんなときは二本立てだ。季節ものじゃなければ在庫にしてもいいけど、季節限定ものは早いうちに使い切ってしまわないといけない。賞味期限をごまかすわけにもいかないし。
 松平郷写真第二弾は、部分を切り取った写真を集めてみた。最初から意識したわけではないけど、並べてみると松平郷の静けさというテーマが浮かび上がった。でもそれは死んだような静かさではなく、歴史を重ねて穏やかに流れる時間と空間が支配するものだ。写真から松平郷の息づかいが伝わるだろうか。
 せっかくの静かな写真だから、ごたごた書かずにコメントは短くしよう。単なる手抜きだろうなどと邪推してはいけない。気づいていても言わぬが花ということもある。

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 小川のせせらぎというのも、街中に暮らしていると聞くことができない音になってしまった。

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 室町塀が続く道。歩く人もいない。

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 かつて松平館があった場所に、堀と石垣が残っている。今は、松平東照宮になって、堀では鯉が泳ぐ。

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 高月院の三門とバックの桜。
 季節は冬の眠りから春の目覚めへ。

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 東照宮の手水舎。
 こんなふうに雰囲気のいいところだと、省略しちゃいけないなと思う。

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 東照宮の裏手。いつも日が当たらないようなところで、ひっそりとしている。
 頭上ご注意と書かれた板が立っている。上から何が落ちてくるんだろう。

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 松平家の人々が産湯に使った井戸が残っている。家康が岡崎で生まれたときも、ここから水を運んだといわれている。家康は松平家の長男だから、まんざら作り話でもないように思う。

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 神社の境内特有の光と影がある。これは寺のイメージではない。やっぱり神社だ。木立に囲まれた参道が作り出すものだろう。

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 三つ葉葵というと権威の象徴のようだけど、元を辿れば家康が使っていた徳川家(松平家)の紋だった。特別な意味を持つようになったのは、江戸時代に入ってからだ。
 葵紋はもともと京都の加茂神社の紋だった。三つ葉葵がどこからきて、松平家の誰から使うようになったのかは、はっきりしていないようだ。
 葵の御紋を一番権威づけたのは、テレビの水戸黄門かもしれない。

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 人の暮らしの近くには、水の流れが必要だ。即物的にいえば、マイナスイオンが出てるということになるだろうし、感覚的にいえば気持ちの安らぎにつながるものがある。
 水が汚れると気持ちも荒れる。都会人はきれいな川を見ると感動するけど、昔はあれが普通だったのだ。そう考えると、やっぱりちょっと寂しい。
 でも、それがまだ残っているのが松平郷で、ここを訪れると安堵する。まだ大丈夫だと思えるから。
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