2分咲きのソメイヨシノと満開のエドヒガンで2008年桜シーズン開幕

桜(Cherry Blossoms)
2008年桜1-1

FUJIFILM FinePix S2 pro+TAMRON 17-35mm f2.8-4.5



 桜の開花宣言からすでに6日経ったというのに、名古屋の桜はいまだ見頃を迎えない。通常、開花から一週間くらいで満開になるというから、本来なら7、8分咲きになっていてもおかしくない頃だ。実際はまだ、2、3分のところが多い。ここのところちょっと気温が低くなっているから、桜の開花速度が弱まった。なかなか話が前に進まないマンガみたいだ。どんだけ引っ張るんだとツッコミの一つも入れたくなる。
 もう待っていられないということで、前倒しで今日から2008桜シーズンを開幕することにした。
 まず手始めに向かったのは、春日井にある覚成寺というお寺さんだ。ここのエドヒガン桜が見事で、2005年、2006年と行って、去年行かなかったので今年は見たかった。ソメイヨシノより少し早めに咲く桜なので、時期的にもちょうどいいだろうということもあって。
 とその前に、通り道だったのでついでに白沢渓谷にも寄っていくことにする。名古屋で唯一の吊り橋がある渓谷ということで、以前にこのブログにも登場した。ここも地元ではちょっとした桜名所になっているようだ。
 しかし、ご覧の通り、まだまだ。渓谷とはいっても街中の公園で、山奥というわけではない。気候が違うわけでもないのに、まだ1分から2分咲きくらいだった。名古屋でもかなり遅い方だ。
 真っ白なユキヤナギと黄色のレンギョウが鮮やかだったから、桜が咲けば三色のコントラストがきれいだろう。満開のときにもう一度訪れたい。

2008年桜1-2

 吊り橋を渡って下の河原に降りてみた。ここからの眺めが白沢渓谷の景色だ。左岸には桜並木があるから、満開になれば見応えがありそうだ。
 滝と吊り橋と桜のコラボレーションが見られるのは、名古屋市内で唯一ここだけだ。非常に希少価値が高い。

2008年桜1-3

 吊り橋から反対方向を眺めたところだ。しだれ桜もあって、河原は緑色が増えて、ずいぶん春めいた景色になってきた。厳しい冬を越えたからこそ、生きる喜びが溢れているように感じられるのが春という季節だ。

2008年桜1-4

 シダレ桜のアップも一枚くらい撮ってみる。バックに吊り橋を入れたけど、ぼやけてよく分からない。
 シダレはソメイヨシノよりもピンクが濃くて華やかな印象を与える。それでもやっぱり、満開のソメイヨシノにはかなわない。ソメイヨシノは、これからもずっと桜の主役であり続けるだろう。

2008年桜1-5

 白沢渓谷から302号線に復帰する道が分からずにさまよっていたら、竜泉寺に着いてしまった。地元なのに何してるんだ、私。
 けど、怪我の功名ということにして、ついにで竜泉寺にも寄っていくことにした。入り口を見ると桜も咲いている。もしかしたら猫に会えるかもしれないという期待もあった。

2008年桜1-6

 境内には数本桜が咲いていて、いつもより華やいだ雰囲気になっていた。ここにもシダレが植えられている。
 残念ながら猫の姿は見かけなかった。ずっと昔からいる白い猫は元気にしてるんだろうか。
 右奥に見えている竜泉寺城は、平日だから開いてない。休みの日の午後くらいしかやってないから、いまだに入れずにいる。入り口には「百万ドルの景色」とかなんとか書かれた紙が貼られている。最近は円高だから、風景の価格も下がったかもしれない。

2008年桜1-7

 どうにか日没前に到着することができた。これが覚成寺のエドヒガン桜だ。
 やっぱりいい。何しろ勢いがある。これで三度目だけど、一番いい時期に来た。今が最高潮に満開だろう。
 樹齢は約100年くらいとのことだ。エドヒガンは長生きで数百年生きるから、まだ成長途中だ。全国の桜の銘木でも、添え木などをいっぱいつっかえさせているものもあるけど、あれは痛々しい。この桜は今のところまだそんな心配はまったくなさそうだ。
 一般的な知名度はほとんどない地元の桜だけど、これはオススメしたい。
 朝宮町の朝宮公園の南西あたりの奥に入ったところにある。どうしても見つからなければ、朝宮公園を歩いてる人に訊けば教えてくれるはずだ。

2008年桜1-8

 桜並木ではソメイヨシノでも、一本桜ならエドヒガンだ。全国には有名な一本桜も多いけど、こういう名もない一本桜もたくさんある。有名になって大勢の人に見てもらうことが、必ずしも桜の望みではないだろう。みんなの心に、それぞれ大切な一本桜があればそれでいい。

2008年桜1-9

 少し離れて眺めてみる。これが覚成寺のほぼ全景だ。桜の左奥に本堂があって、その左はお墓になっている。左手前が三門で、ちょっと変わったスタイルをしている。右にある民家は、お寺の人のものだろう。
 この日見物人は私以外にいなかった。普段は近所の人がちょろちょろ見に来るという感じだ。

2008年桜1-10

 最後は日没迫る中、桜を逆光で撮っておしまいとした。
 桜はどう頑張って撮っても実物以上に撮れない。花のクローズアップなどは実物以上にきれいに撮れたりするのだけど、桜だけは実際に自分の目で見た方が感動する。だから、写真で紹介して、見にいってくださいというしかない。あえてこれを見るためだけに県外から来るほどのものでもないけれど。
 今年も覚成寺のエドヒガンを見られて良かった。これでひとつ、桜の課題をクリアしてすっきりした。
 奥山田のシダレは、今年はやめておくことにした。あそこは遠すぎてつらい。2回見たから、よしとする。
 今後の桜スケジュールとしては、山崎川、五条川をメインに、地元スポットを回るといった感じで予定している。
 今年の目玉として、岡崎城というのを一つ思いついた。まだ実現するかどうか分からないけど、夜桜もあわせて撮ってみたいという気持ちはある。
 その他、落合公園、名城公園、平和公園あたりも合間に挟めたら挟みたい。
 まだ桜シーズンは始まったところだ。この分だと見頃は4月に入ってからだろうか。4月の一週目が本番ということになる。
 なんてのんびり構えていると、桜はあっという間に駆け抜けてしまう。できるだけ寄り添って、最後まで見届けよう。今年こそ、桜の花びらが五条川の川面を埋め尽くすシーンを撮れるだろうか。
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