ホワイトデー便乗企画、クッキーと私と名古屋銘菓とオマケ

名古屋(Nagoya)
ホワイトデークッキー

Canon EOS 20D+EF 50mm f1.8 II



 今日は白い日、ホワイトデー。来月はブラックデーで、再来月はイエローデーと続いていくのは韓国の話。年がら年中記念日がある韓国とは違って、日本では冬から続いたイベントが一段落するのがホワイトデーだ。ここを乗り切ればしばらく休めるぞと思ってホッとしてる人が案外多いんじゃないだろうか。クリスマスからの寂しさが続いた人にとっての終戦記念日でもある。
 義理と人情を秤にかけりゃ義理が重たい男の世界と高倉健さんも歌っていた。男と女の世界も、ときに人情よりも義理が優ることもある。義理チョコには義理キャンディーや義理マシュマロで応えるのが人の道というものだ。誰だ、ホワイトデーは3倍返しなんて理不尽なことを言い出したやつは。
 今年も日本中で義理と愛情が行き来したのだろう。どこかでロマンチックな物語もあったかもしれない。今日は全国的に雨降りの一日だった。誰かの涙雨だったのか。

 私はひとあし先にホワイトデーをしてしまって、今日は特別なことはなかった。でも、せっかくのホワイトデーだし、ちょっとでも気分に浸ろうと思って、クッキーを焼いてみた。自分のために。バレンタインのときは自分に生チョコを作って送ったから、そのお返しだ。自分に自分でチョコを送って、自分にまたクッキーを送ってる男もそうはいまい。二重人格でもないのに。
 一つ完成させたいクッキーがあって、今日もそれに挑戦した。ボールクッキーといって丸い形のクッキーなんだけど、過去2回はぺちゃっとつぶれてしまって丸くならなかった。今回はもう一度レシピに忠実に三度目の正直なるかと意気込んで、またもや失敗に終わった。原因は結局分からずじまいだ。
 レシピの写真を見ると確かに丸くなっているけど、どう考えても丸を保てるような気がしない。地球には重力というものがあるから。焼いている段階で、どうしても自分の重みで下半分はつぶれてしまう。丸いままをキープさせるにはどうすればいいんだろう。もっとがっちり固めればいいのか。
 まあしかし、味は申し分ないから食べる分には問題ない。アーモンドプードルとコーンスターチを使ったこのクッキーは、口溶けサクサクでとっても美味しいのだ。市販のクッキーにもないようなサックリ感で、一度食べると忘れがたい。
 私の作ったのはあげられないので、ぜひ各自で作ってください。日頃のご愛顧に感謝して、画像だけホワイトデーのお裾分けです。
 その後もう一度よく考えてみたんだけど、要するに生地に腰がないのが原因なんだろう。粉類を混ぜ終わった段階で、ゴムべらでまとめるだけじゃなくて、そこから手で練り込まないといけないのかもしれない。自家製のうどんを考えてみると、練りが腰を生んで強い麺になるわけで、クッキーも練り込みが必要な気がする。あと、ボール状に丸めるときも、手のひらで転がして丸くするだけじゃなく、もっと押して固める方がよさそうだ。
 三度目の失敗で挫けそうになっていたけど、もう一度作ってみようという気になった。

名古屋みやげ-1

 ホワイトデーのクッキーネタに便乗して、今日は名古屋みやげなどを紹介しようと思う。
 名古屋名物というのは、食べ物屋で食べる食事ものと、おみやげなどに持っていく菓子類の両方がある。二つの要素を備えているものもあって両者の境界線は曖昧になることもあるけど、今回はまんじゅう系にスポットを当ててみる。名古屋銘菓と呼んだ方が分かりやすいかもしれない。
 まずトップバッターは、知る人ぞ知る名古屋の人気定番みやげ「シャチボン」だ。
 見た目の通り、シャチをかたどったシュークリームで、発想が名古屋らしいっていえば名古屋らしい。こういうものを作って喜んでるから、名古屋人はみんな名古屋城やシャチが好きなんだと思われてしまうのだ。なにかっていえばシャチかよとか言われてしまう。名古屋の一般人の生活の中にシャチなどいないにも関わらず。
 名古屋駅「ボン・ヴォヤージュ」という店がオリジナル商品として売り出したのが2001年のことだった。その後クチコミで評判が伝わり、すべて手作りで一日50個というプレミアもあって人気が高まっていった。
 しかし、2004年には「ボン・ヴォヤージュ」が閉鎖してしまい、シャチボンは絶滅危惧種に指定されることとなる。絶滅から救ったのは「黐木(もちのき)」という店で、現在もそこのオリジナルということで1日80個限定で販売している。パーツを全部手作りしないといけないから、これが限界なんだとか。でも、手作りゆえに全部顔が違うという楽しみも残った。
 ネタとして面白いというので、県外人よりもむしろ名古屋人がよそへおみやげに持っていくときに買っていく方が多いようだ。確かにこれはちょっと受ける。
 で、肝心の味の方はどうかというと、いたって普通のシュークリームで味にパンチはない。あくまでも見た目重視で、この形をキープするために制約も多いから、美味しさの追求は難しい。
 最大の欠点は、とても食べづらいところだ。ダメじゃん。かぶりつくには大きすぎるし、上品に割って食べようとするとパーツが取れてきて収拾がつかなくなる。一番効率的な食べ方としては、パーツを一つずつ分解して、それにクリームを付けて食べていくという方法だ。これならきれいに食べられる。ただし、パーツを取り終わった時点で、シャチボンはただのシュークリームに成り下がるので、それがちょっと悲しい。

シャチボン-2

 店頭に並ぶシャチボンたち。記念撮影する我々。
 1個340円だったか、346円だったか。
 一日80個だから、すぐになくなりそうでもあり、売れ残るようでもあり、微妙なところだ。おみやげとして持っていくなら、一人で3個とか5個とか買っていくだろうから、そう考えるとあっけなく午前中で売り切れなんてこともありそうだ。
 電話すると取り置きもしてくれるそうだ。カフェの中でお茶を飲みながら食べることもできる。形が形なので、通販はしてくれない。名古屋駅に行かないと買えないという意味では貴重な一品といえるだろう。

名古屋みやげ-3

 「なごやん」という思い切り名古屋なお菓子のハローキティー・バージョン。
 なごやん自体は昔から名古屋の定番みやげとして親しまれている。
 製造発売は、意外にも敷島パン(Pasco)で、昭和32年に発売された。最初は「金鯱まんじゅう」だったのが、一年でなごやんに名称変更している。シャチ好きは昔も今も変わらない。
 そのままのネーミングだったら、今まで残ってなかったかもしれない。なごやんという脱力感を誘う名前は正解だった。
 白餡を薄い皮で包んだまんじゅうで、「ひよ子」に近いけど、なごやんの方がもう少し固い感じがある。私は地元びいきでなごやんの方が美味しいと思う。皮の口触りが違っている。うちの田舎の銘菓「うづらの郷」もお仲間だ。
 キティちゃんバージョンは、まんじゅうの形がキティちゃんになっているのかと思ったら、違いは包装紙だけだった。やられた。せめて表面にキティちゃんの焼き印くらい押して欲しかった。中からキティちゃんが出てくるのかと楽しみにしていた女の子なら、普通のなごやんが出てきたら泣くぞ。
 一応中部限定となっているらしいけど、もっと広い範囲で売っているという話もある。1個80円で5個入りからあるからちょっとしたおみやげにはいい。

名古屋みやげ-4

 これも最近人気のおみやげとして定着しつつある「なごや嬢」。左のピンクのやつがそうだ。
 右下はボールクッキーの試作品で、このときは半円さえ保てず普通のクッキーだった。その上はオリエンタルのハヤシだ。これも懐かしい人が多いんじゃないか。ハヤシもあるでよ、のCMでお馴染みだった。
 なごや嬢は、名古屋嬢とはまったく無関係な菓子だけど、妙に美味しいので、そのギャップが面白い。人によると、長野みやげの「雷鳥の里」にそっくりだそうだ。私は雷鳥の里を食べたことがないので分からない。
 ゴーフルというのかウエハースというのか、固めの焼き菓子でホワイトチョコをサンドしてあって、歯ごたえがちょうといい感じだ。
 これは私もまた食べたいし、どこかへおみやげに持っていくにもいい。ツレがとても気に入っていたから、また買っていこう。

名古屋みやげ-5

 どんな素性のものか知らないまま、なんとなく目についたので買ってみた「桃福(ももふく)」。
 赤福のパチ物かと疑ったけど、必ずしもそうではないようだ。桃が入った大福だから桃福、理にかなったネーミングに違いない。
 調べたところ、北名古屋市の「桃花亭」というところの期間限定商品だったようだ。
 近隣で採れた桃を蜜に漬け込んで種まで柔らかくして、それを丸ごと餅でくるんだ大福になっている。種の柔らか食感は他にはちょっとない不思議なものだ。これはけっこう美味しいのでオススメしたい。期間限定というのはいつからいつまでなんだろう。
 冷凍庫で半分凍らせてシャーベットのようにすると更に美味しいんだとか。

便乗みやげ-2

 ここからは名古屋みやげではなく、周辺みやげになる。ホワイトデーのクッキーに名古屋銘菓が相乗りして、更にそこに便乗した地方みやげという構図で、こうやって伸ばしていけばネタはどんどん広がっていくことが分かった。書くことがなくて困ったらこの手を使おう。
 それはそれとして、これは「真珠のたまご」というまんじゅうで、賢島へ行ったとき買って帰ってきたものだ。
 賢島の名物といえば真珠だから、真珠関連のお菓子がたくさんあっても不思議ではない。真珠には一切関係なくても、真珠という文字を使えば、それでもう賢島や鳥羽・二見あたりのおみやげ物になる。地方のおみやげものなんてそんなものだ。
 このまんじゅうの中には1万個に一つ本真珠が入っていてそれが出ると当たり、なんてはずもなく、特に変わったところのない普通に美味しい白餡のまんじゅうだった。真珠に相当するようなものも入ってない。丸っこい形そのものを真珠に見立てているのだろう。

便乗みやげ-3

 花鳥園の定番みやげになりつつある「ふくろうまんじゅう」。白餡と黒餡の2バージョンあって、最初に行ったときに白餡を買ったから、次は黒餡にした。個人的には漉し餡が好きだから、白餡の方が好みだった。
 目のところをくぼませたり、足のところに凹凸をつけてあって、一応フクロウっぽくはなっている。ふくろうまんじゅうって言われなければ何のことか分からないかもしれないけど。

便乗みやげ-4

 これは東名高速の浜名湖サービスエリアかどこかで買った「ふじさん小町」というまんじゅうだ。
 これの地元みやげの中で占める位置は知らない。有名なのか無名なのか。富士山とは似てもにつかないというか、まったく関連性を見いだせない。だいたい、富士山と小町は結びつかないものだ。
 薄くて白い皮に黒餡を包んだこういうまんじゅうはどこにでもある。安心して食べられる味ではあるけど、新鮮みはない。全国の銘菓を一堂に集めてみれば、見た目も味もそっくりというのがたくさんあるに違いない。まんじゅうなんてそうそうバリエーションのあるものではないから。

便乗みやげ-5

 オマケ写真は、ひなまつりのときに作ったひなケーキだ。生クリームの白と、イチゴの赤と、抹茶の緑色でひな祭りを演出したつもりだったのに、自分から説明しないと伝わらないものに仕上がった。いろんな部分で失敗気味で、ひな祭り以前にケーキとしての体裁が整っていない。
 スポンジ作りをいまだにマスターできない。

 ホワイトデーが終わったら、しばらくイベントはお休みだ。子供の日や七夕といっても何をするわけではないし、お盆は意味が違う。誕生日は1月だから、もうクリスマスイブまでないことになる。考えたら、1年のうちにイベントがあるのは3月の間だけで、残りの9ヶ月は休みなのだ。12月から1月は慌ただしい中だから、もう少し分散してくれてもよかった。身内の誕生日が1月に集中してるから、特にここがタイトすぎる。
 個人的には昔からずっと気になっている謎の7月14日もあるのだけど、それはまた別の話だ。
 イベントはなくても、クッキーやケーキは作るつもりだし、名古屋銘菓を買う機会もある。新しいものに挑戦してバリエーションを増やしていきつつ、名古屋銘菓もいろいろ試してみたいと思っている。
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コメント
  • 2008/03/15 09:12
    こんにちは~オオタさん。お久しぶりです。

    名古屋は名物が多いですねぇ。
    で、銘菓なんですが・・
    名古屋銘菓と言えば、鬼饅頭や!と言う人がおりまして
    ご存知でしょうか?
    ういろう、ゆかり、くらいしか浮かばない私なのでした。
    その人が言うとおり、
    「名古屋銘菓と言えば!=鬼饅頭」
    なのでしょうか?
  • 豪州はこれから秋かな
    2008/03/16 05:39
    ★きんぎょさん

     こんにちは。
     ご無沙汰です。
     元気でしたか?
     豪州は相変わらずですか?

     日本のニュースはどんなのがいってるんだろうなぁ。
     最近、豪州がらみで笑ったのがこれ↓です。
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080306-00000740-reu-ent

     3,200キロ試乗って(笑)。
     きぎょさんも頑張れば横断できますよ、きっと。たぶん……。
     巨大カンガルーはまだ見かけませんか?(笑)

     鬼饅頭は、あー、そうか、これも名古屋名物といえばそうなのかな。
     特定の店のものではなくて、東海地方全般の名物って感じなのかも。
     名古屋といえば鬼饅頭、ではないことは確かだと思う。(^^;
     覚王山日泰寺の近くにある梅花堂ってのが有名らしいから、今度買って食べてみよう。
     送ってもいいけど、豪州に着く頃には腐ってそう(笑)。
  • すごい・・(笑)
    2008/03/16 07:48
    こんな事件知りませんでした。(笑)
    これは、豪州大陸縦断です。試乗も驚きですが体力もすごい。
    アコードすごいなぁ・・とも感心したり。(笑)

    鬼饅頭は東海地方なんですか。
    食べたときはブログアップよろしくです。
    スーパーで売ってるカンガルー肉と物々交換しましょうか?(笑)
  • 宣伝効果
    2008/03/17 05:25
    ★きんぎょさん

     こんにちは。

     このニュース、豪州国内ではあまり話題になってなかったんだ。
     なのに、なんで日本のニュースになったんでしょうね。
     やっぱり試乗した車がアコードだったから?(笑)

     逃げたドライバーもすごいし、アコードもさすがですね。
     3,000キロほとんど走りっぱなしでも壊れないんだから。
     むしろ、ホンダにとっては宣伝になったかもですね。
     車一台分より遙かに大きな宣伝効果になったんじゃないかな。

     鬼饅頭、食べたらここで紹介しますね。
     カンガルーの肉、ちょっと興味はあるけど、やっぱりやめておこうかな(笑)。
     豪州ではカンガルーが増えすぎて困ってるみたいですね。
     やつらけっこう凶暴だから、放し飼いや触れ合い動物園もダメそうだし。(^^;
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