鳥抜き矢田川冬の河原風景撮り歩き ---矢田川<前編>

海/川/水辺(Sea/rive/pond)
矢田川風景-1

PENTAX K100D+TAMRON 70-300mm f4-5.6 Di



 少し前にちらっと書いたように、今日は家から香流橋あたりまで矢田川沿いを歩きながら写真を撮ってきた。香流川沿いを行けば30分もかからない距離も、矢田川沿いに行くと大回りになってけっこう遠く感じる。写真を撮りながらゆっくり歩いたということもあって、45分くらいかかっただろうか。
 それなりに枚数を撮ってきたから、第一弾として鳥抜きの河原風景編としてみた。香流川は河原風景としては変化に乏しくて面白みがあまりないけど、矢田川は河川敷も広くて撮りどころも多い。人も多いけど広いから散らばっていて、あまり人目を気にせずに済むのもいい。
 子供から年配の人まで、歩いたり走ったり犬と話したりサッカーをしたり川に向かって石を投げたり、みんな思いおもいに過ごしている。オカリナを吹いたり尺八を吹いたりトランペットを吹いたりといったマニアックな人は見かけなかった。矢田川の端から端まで歩けばそんな人たちとの出会いもあるのかもしれない。

矢田川風景-2

 少し雲の多い日で、曇ったり晴れたりとせわしなく空模様は変化した。夕方近くなって天気がよくなったので、写真を撮るにはいい条件となった。
 水辺を吹く風はまだ冷たくても、体感としてはそんなに寒くはない。体が寒さに慣れたというのもある。今が一年で一番冷える時期だとしても、今日はもう立春で、ここから先は暖かくなる一方だ。早く春になって欲しい気持ちと、冬の冴えた空気がぬるくなってしまうのが残念なような気分と、季節の境目はいつもどっちつかずになる。あまりにも早く季節が駆けていってしまうのも困るという思いがあって。

矢田川風景-3

 ちょっと夏を思わせるような雲が浮かんでいた。冬空でもこういう雲は入道雲と呼ぶのだろうか。
 それでも手前の枯れ草が風になびいている様子は冬そのものだ。ちょっと寒々しい。5月になればここも新緑の緑色に染まることは、まだイメージできない。
 人は冬には夏のことを忘れ、夏には冬のことを思い出せないものだ。その季節の中に自分が立たないと分からない。その年の最初に汗をかいたとき、そういえば暑いってこういうことだったんだなとやっと思い出す。

矢田川風景-4

 一斉に飛び立って横切ったスズメの群れを撮ったつもりが、帰ってきてPCで見たら一羽も写ってなかった。あれれ、どこへいったんだ。K100Dのフォーカスとシャッターがトロすぎたか。
 でも、なんとなく冬枯れの河原風情がよく出ていて、これはこれで写真としてはいいかもしれない。ということで、採用してみた。

矢田川風景-5

 前から気になっている謎のオブジェ。用途不明で、設置場所も唐突だ。誰も使っているのを見たこともない。ただの飾りというなら邪魔だ。こんな真ん中にあったら自転車の子供とか危ない。
 ベンチでも遊具でもなく、体を鍛える道具でもなさそうだ。使い方の説明プレートが必要だ。

矢田川風景-6

 ちょうど太陽のところを人が横切ったら撮ろうと思っていたのに、ちょっと焦りすぎた。連写の三枚目でもまだ手前だった。
 K100DはRAWのとき三連写しかできずに、そこから長時間の書き込みに入って撮影できなくなってしまうのがもどかしい。個人的にはこれがK100D最大の欠点だと思っている。買い換えたくなるのはこういうときだ。600万画素でも画質も不満はないけど、K20Dも出たしそろそろK10Dへステップアップしようか。

矢田川風景-7

 自転車で二人組の男を見ると、モルモン教のお兄さんたちを思い出す。私が中学の頃頻繁に出没していたけど、最近はめっきり見なくなった。まだどこかで布教活動をしてるのだろうか。
 アナタはカミをシンジマスカ? とか話しかけられるのが苦手で、見つけると近づかないようにしたものだ。
 写真の人たちはレーサー関係の人だろうか。

矢田川風景-8

 矢田川の河原は、土と雑草風の芝生なので走るのにも歩くのにも犬の散歩にもいい。最近は、こういう軟らかい土の上を歩ける場所が貴重になった。未舗装の道がほとんどなくなってしまったから。田舎でさえそうだ。
 昔は花粉がいくら飛んでも土が吸収してくれた。今はアスファルトに落ちたのが舞って人体に入ってくる。近年は都市の緑化が盛んになりつつあるけど、整備された土の道というのも増やしていったらどうだろう。公園の芝生化ももっと進めていって欲しい。

矢田川風景-9

 レンズの偽色とは別に、RAW現像ソフトの偽色というのもある。この写真でいうと、下の部分の不自然な紫色がそうだ。Photoshop Elements 4.0のRAW現像は、こういう水面や光のキラキラ部分で激しい偽色が発生する。たとえば、RAW現像専門ソフトのSILKYPIXでRAW現像すると、こういう色は出ない。それじゃあ、SILKYPIXをメインにすればいいかといえば話はそう単純でもなく、あれはRAW現像しかできなくてリサイズなどは別の編集ソフトでやらないといけないから二度手間になって面倒なのだ。そもそも無料で手に入るフリー版しか持ってないし。
 最新のPhotoshop Elements 6.0では改善されてるんだろうか。されてるなら買ってもいいんだけど。

矢田川風景-10

 河原の石投げ勝負をする小学生男子たち。懐かしい昭和の光景だ。私たちは水切りをよくやった。平べったい石を水平に投げて何段跳ねるか競争するあれだ。
 けど、考えたら子供の頃って暇だったんだなとあらためて思う。大人になると、こんなのんきな遊びをしてる時間がない。時間があっても気持ちが続かない。子供は1時間でも2時間でも石を投げている。子供と大人の精神性というのは、成長していく中のどこかで知らない間にはっきり切り替わっているらしい。

矢田川風景-11

 もう目的地近く、河原歩きはここまでだ。そろそろ夕陽も沈みかけてきて、建物を夕焼け色に染めた。
 矢田川はこの先で南を流れる香流川と合流して、進行方向を北へ向けながら庄内緑地の手前で庄内川に飲み込まれる。庄内川は南西に方向を変え、名古屋の西端を南に下る。その終点が、この前ここにも登場した名古屋市野鳥館や藤前干潟があるあの河口だ。
 機会があれば、矢田川の別の場所も撮り歩きをしたいと思う。
 今回の矢田川撮り歩きでは鳥も撮っているので、今日このあとか、明日かに第二弾として紹介することを予定している。また鳥か! そう、また鳥なのだ。でも、鳥配合が50パーセントを超えないように、違うネタ探しにも出かけないと。そろそろ早春の野草便りが届き始めた。梅もぼちぼちだ。春になれば被写体も増えるし、日も長くなる。
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