タワーズライツ2007で気の早いクリスマスシーズンが開幕した - 現身日和 【うつせみびより】

タワーズライツ2007で気の早いクリスマスシーズンが開幕した

名古屋駅の冬の光景-1

PENTAX K100D+SIGMA 17-35mm f2.8-4



 名古屋駅にセントラルタワーズができたのが1999年。タワーズライツと銘打って駅前でクリスマスイルミネーションが初登場したのが2001年のことだった。それから今年で7年目。年によって好評と不評の浮き沈みがありつつ、2007年も11月8日からタワーズライツ2007が始まった。
 こういうものはたいてい年を追うごとに派手になって洗練されていくものなのに、ここのイルミネーションは出来不出来の落差が激しい。毎年楽しみ半分、あきらめ半分でこの季節を迎える。そういうところが名古屋らしいといえばらしい。
 始まった2001年は、初めてということもあって今振り返ってみるとまだおとなしかった。電飾の色も単色に近く、派手な仕掛けなどもなかった。2002年は前年のバージョンアップという感じで、SLのデコレーションなども増えてだいぶ賑やかになった。
 2003年はよかった。一気に色も増えて華やかになり、デザインも素敵だった。SLに加えてメリーゴーランドなども登場した。この年がこれまでの歴史の中で最高の出来だったんじゃないかと個人的には思っている。
 期待した2004年はなんともショボかった。翌年に愛地球博を控えてそれどころじゃなかったのか、地味な白いツリーが3本立っているだけで、色的にも寂しく、バックのスクリーンに降りそそぐ雪の仕掛けだけではなんとも寂しいものがあった。毎回コンセプトがあって、この年は「年の瀬を心豊かに」だった。
 2005年のテーマは「星降る街で逢いましょう。―夜空と光たちの語らい―」で、このときはまずまずよかった。相変わらずメインは白いツリーだけだったけれど、バックのスクリーンにさまざまな星座が映し出される仕掛けで、見ていて楽しめた。正面のイルミネーションの他に光のプロムナードが始まったのもこの年からだ。
 2006年はがらりと趣向を変えて、巨大プロジェクターに映像を映し出すというスタイルになった。テーマは「いつかどこかで・誰かどこかで」。世界各国のクリスマス風景の映像が映し出されるといったものだった。これは一般的な評判はよくなかったようだ。映像ならテレビでも見られるのに、こんな寒空にじっと立って見てなどいられないし、見たいのはイルミネーションなんだと思った人も多かったことだろう。
 そして2007年。今年は原点回帰というか、当初のスタイルに戻してきた。ツリーの後ろに色鮮やかなお城というのは悪くない。見た目もきれいで、時間になると花火が打ち上がる仕掛けも楽しい。テーマは「ようこそ!温もりとときめきのファンタジーワールドへ」だそうだ。なんとなくディズニーのパクリっぽい気がしたのは気のせいだろう。
 期間によってバックの仕掛けが変わるんだとか。今回のバージョンは11月いっぱいで、次がクリスマスバージョン、その後は最終日の1月6日までが第三弾となるらしい。クリスマスにはサンタも登場するというから、チャンスがあれば見てみたいと思っている。
 点灯時間は夕方の5時から11時までで、時間が来るとバタンという感じで突然電気が落ちるという。ホームパーティーで盛り上がっていたらブレーカーが落ちて真っ暗みたいな。それまで甘いムードだったカップルも急に夢から覚めたように現実に戻ってしまいそうだ。11時というのが夜が早い名古屋を象徴している。

名古屋駅の冬の光景-2

 タワーズライツを楽しむのは後回しにして、まずはミッドランドスクエアに登ることにした。
 名古屋駅前にできたトヨタや毎日新聞などが入った超高層ビルで、オープンしたのが2006年の10月だから、もう一年前のことになる。前々から行こういこうと話していて延びのびになっていた。今年の3月には映画館などが入った商業棟も全面オープンとなった。目指すのは展望台であるスカイプロムナードだ。
 眼下にはタワーズライツがよく見える。ミッドランドスクエアの高さは247メートルで、タワーズを2メートル抜いて中部地区で一番高いビルになった。41階までの直通エレベーターは、「世界初のシースルー・ダブルデッキ・シャトルエレベーター」だそうだ。世界初という冠がどこにかかるのかよく分からないのだけど、とにかくシースルーで外がよく見える二階建てのエレベーターであることは間違いなかった。上下2フロアーに同時に止まって一度に大勢の人間を乗せて運べるようになっている。
 41階までは40秒と超高速で、動きも非常になめらかだ。ほとんど振動もない。その代わり耳がツーンとする。速すぎて最初の加速感も不安になるほどだ。ちょっと近未来を感じた。

名古屋駅の冬の光景-3

 ここの最大の売りは、日本一高いオープンデッキ展望台だということだ。サイドはガラス張りなものの、天井は全面的にオープンしている。その意図は今ひとつ理解できない。夏は暑く、冬は寒い。おまけに雨が降っても傘を差すことが禁止されている。ではどうするかといえば、カッパを着ろということらしい。そんなアホな。雨降りでカッパを着ながら展望台で名古屋の街を見下ろすなんて、考えただけでも楽しそうじゃない。そんなデートについてくる女の子はめったにいない。通路の部分は雨を防げるのだろうけど、あえて天井をオープンにした戦略的意図はどのあたりにあったのだろう。単に日本で一番高所のオープン展望台と言いたかっただけなんじゃないか。開放感とかそういう問題ではない。
 エレベーターを降りてから展望スペースまで行くのもちょっとややこしいことになっている。エレベーターで下りたところが41階で、エスカレーターで42階に上がってチケットロビーでチケットを買って、更にエスカレーターで46階まで上がって、出口は44階になる。なんでと思うのだけど、スカイプロムナードは下り傾斜の回遊式になっていて、歩いていると自然と下の階に移動しているということになるからだ。結果的に展望室は220メートルくらいとなって、セントラルタワーズの展望台より低くなってしまっている。
 ところでそのセントラルタワーズ展望台だけど、私が知らない間に営業終了となっていた。さっき知ってびっくりした。一体いつの間に!? 私が行ったのは、2001年だったか2002年だったか。最初は大評判で名古屋中の人間が登ったんじゃないかというほどだったのに、冷めやすい名古屋人気質にしてやられて、2005年の10月で閉鎖になってしまっていた。あれだけ大規模な展望台がオープンから6年やそこらで終わってしまうなんてことは他ではなかなかないんじゃないだろうか。
 そんなわけで、現在名古屋で一番高い展望台はミッドランドスクエアのスカイプロムナードということになっている。700円はまあ妥当なところか。

名古屋駅の冬の光景-4

 360度の展望で眺めは最高なのだけど、写真を撮るには障害物が多すぎる。柱なのか壁なのか、広角に撮ろうとすると左右が遮られてしまって広く撮れない。こういう場所柄、夜景写真を撮ることは当然なのだから、設計の段階でそこは折り込むべきだろう。全面的に広くする必要はなくても、写真用のスペースは作っておくべきだった。根本的にここの設計者は何かが間違っていると思う。後ろの光の映り込みもあって、全般的に写真が撮りづらいところだ。
 設計でいえば、座る場所が少ないのも不親切だ。しかも、冷たい金属のベンチしかないから、尻が冷たくてしょうがない。上からは風が吹き込んでくるしベンチは冷たいし、長居してくれるなということか。確かに、セントラルタワーズではふかふかのベンチを置いてしまったことでカップに長時間占拠されて問題になっていたけど、もう少し快適に過ごすための心遣いが欲しかった。ソファーでは雨が降ってきたら一発でダメになってしまうということもあるけど。

名古屋駅の冬の光景-5

 こちらは駅西方面。オーバー露出にすると、ネオンきらめく未来都市のようになって面白い。実際の名古屋はこんなにも明るくない。
 名古屋モード学園のスパイラルタワーズもだいぶできてきた。名古屋嬢のクルクル巻きヘアーのような格好で空に向かって伸びていく。
 完成予定は来年の3月。これができれば名古屋で5本目の超高層ビルということになる(セントラルタワーズを2本として)。
 駅方面以外の夜景の見所としては、テレビ塔、東山のスカイタワー、ライトアップされた名古屋城あたりだろうか。プロ野球シーズンで試合があればナゴヤドームも見られるはずだ。
 昼間は遠く名古屋港や猿投山などまで見渡すことができる。

名古屋駅の冬の光景-6

 スカイプロムナード名物のひとつとして、ミストショーがある。時間になると足下から霧が出てきて、それを様々な色が染めていくという演出だ。なかなか幻想的でいい。霧というかドライアイスのような感じだ。
 時間は18:30、19:30、20:30、21:30の4回。どうしても見なければいけないようなものではないけど、ちょっとした演出としては面白い。

名古屋駅の冬の光景-7

 ミッドランドスクエアを降りて名古屋駅の方へとやってきた。
 ここは左手のタワーズガーデンの手前で、ちょっとしたイルミネーションで飾られている。このあたりも全部含めてタワーズライツというのだろうか。
 この日は日曜の夜ということで大勢の見物客が訪れていた。カップルも多く、あたりは浮かれ気分の雰囲気に支配されている。まるでもうクリスマスのようだ。みんなずいぶん気が早い。
 ただ、まだ寒くないから、イルミネーションを楽しむなら今の内の方がいいのかもしれない。クリスマスや年末年始は身動きもままらないほどの混雑になるらしいし。

名古屋駅の冬の光景-8

 こちらはタワーズガーデン。このイルミネーションは今年から始まったようだ。たぶんここは花壇があるところだと思う。
 庭園風になっていて、テディベアやペンギンなどの光のオブジェがあったり、ベンチも置いてあって座って眺めることもできる。ただし、こんなところでカップルで座っていると格好の被写体となってしまうのは避けられない。このカップルだらけの状況中、一人で来て三脚で撮っているツワモノもちらほらいた。すごい。旅行や仕事帰りの勤め人やOLさんたちも携帯で写真を撮っていた。

名古屋駅の冬の光景-9

 光るペンギンさんと、後ろはミッドランドスクエア。タワーは高さのわりにはスリムだ。
 どうしてここにペンギンなのかは謎だけど、名古屋港水族館からの出張組だろうか。愛地球博のときは、モリゾーとキッコロがいた。さすがにもうモリコロは古いと判断したのかいなかった。でもあれは愛知県のマスコットキャラクターとして今後も定着させていったらどうだろう。万博が終わってしばらくはあちこちに担ぎ出されていたけど最近見なくなった。このまま消えさせてしまうのはもったいない。

名古屋駅の冬の光景-10

 2階のタワーズテラスからタワーズガーデンを見ると全景はこんな感じになっている。実際はもっと賑やかで華やいだ雰囲気なのだけど、イルミネーションは写真に撮ると実際よりもおとなしくなってしまう。もう少しシャッタースピードを遅くして撮った方がよさそうだ。K100Dの手ぶれ補正なら1/4秒くらいまでなら止まるはず。

名古屋駅の冬の光景-11

 テラスは光のプロムナードになっている。こちらにもテディベアなどがいて、カップルの記念撮影スポットになっている。お互いに撮ったり、人に頼んで撮ってもらったりという光景が繰り広げられていた。私もカップルの写真を撮ってあげたり。

名古屋駅の冬の光景-12

 ツリーを見上げるカップルと、その向こうには満月が浮かんでいた。その隣には大名古屋ビルヂング。
 このほかでは、セントラルタワーズ15階のスカイストリートでもツリーなどのイルミネーションで飾られているそうだ。クリスマス前後にはコンサートなどのイベントも行われる。

 クリスマスシーズンはまだ始まったばかりだ。というよりもまだ始まっていないのかもしれない。年々クリスマスムードが早まっていくような気がする。そのうち街にもジングルベルが流れ出すだろう。
 名古屋駅のイルミネーションは毎年ちゃんと撮りたいと思いつつ、実は今年が初めてだった。いつもは見るだけか、車の中から何枚か撮るだけで終わっていた。今回ある程度撮ってみて難しさやポイントが分かったから、もう一度挑戦したい。クリスマスにチャンスがあったら再チャレンジしてみよう。
 24日は去年に続いて名古屋港のスター☆ライトレビューを見に行く予定でいる。寒い中での花火というのもそれなりの厳しさがあるけど、今年は名古屋港100周年記念だから力を入れてくるだろう。
 東京のイルミネーションは、来月の頭しか機会がない。去年は東京駅の丸の内で見た。今年は東京タワーに登るつもりでいる。あと一ヶ所くらいどこかで見られるといいと思っている。

 奈良写真がまだしばらく続きそうだったから、今日は息抜きで名古屋駅のイルミネーションを挟んでみた。明日からはまた奈良編に戻る。次は寺社ネタになりそうだ。もし紅葉を撮りに行ってきたら、それが割り込むことになるかもしれない。
関連記事ページ
コメント
非公開コメント

飛んできてしまいました(∀`*ゞ)エヘ

  名古屋人ですので、ブログランキングからやってきました(* ^ー゚)ノ
 ライツはあたしも ブログ載せたんですけど、 ミッドランドの方は、1度も行ったことがないので、興味深く読ませていただきました。 東京の人が 東京タワーに上らないのと同じ理屈ですd(^-^)ネ♪
  ミッドランドは、あんまりよくなさそうですね。。σ(゜・゜*)・・・ 外気が当たりっぱなしなんですかね? 寒そう。。 行くのやめようかな~。。

2007-11-29 20:00 | from ゆいな

雨のミッドランド

★ゆいなさん

 はじめまして。
 ゆいなさんも名古屋の方なんですね。
 ブログを見るとお馴染みの場所がたくさん。

 ミッドランドスクエアは決して悪いところじゃないです。よくない印象を与えてしまったとしたら申し訳ないです。(^^;
 風や寒さもそれほどじゃないから大丈夫。場所によって上の方からときおりビューっと吹いてくるくらいだし、暖房も入ってるはず。
 でも雨は大丈夫じゃなさそう。(^^;
 話のタネに一度行ってみてくださいね。せっかく行くなら、真冬の寒風吹き荒れる雨の日がいいかもしれない(笑)。
 これ以上なってくらい思い出になるだろうから。
 しかし、雨の日にあそこへ登ってカッパ着て見てる人ってどれくらいいるんだろう。

2007-11-30 03:00 | from オオタ | Edit

トラックバック

https://utusemibiyori.com/tb.php/803-e6ce63b6