テレビドラマ『不適切にもほどがある』の紹介

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空と雲

 1月26日に始まったテレビドラマ『不適切にもほどがある』(公式サイト)を観ている。
 正確にいうと、始まったことさえ知らなかったのだけど、yahoo!のニュース記事を読んで、ちょっと面白そうだとTVer(公式サイト)の見逃し配信で観たのが最初だった。
 放送はTBS系列の金曜夜10時からで、2月2日の放送が第2回だった。
 TVerを利用している人は知っているだろうけど、無料の見逃し配信はありがたい。

 https://tver.jp/episodes/ep0vpwd3of(第1回)
 https://tver.jp/episodes/eptd7lveob(第2回)

 昭和61年から令和の現代にタイムスリップしてしまった中学教師、“地獄のオガワ”と呼ばれる市郎(阿部サダヲ)が現代に生きる人たちを引っかき回しつつ考えるきっかけを与えるといったコメディなのだけど、宮藤官九郎の脚本が秀逸なのだ。
 宮藤官九郎世代の50代はもちろん、若い世代は若い世代ならではの面白さや楽しみ方があると思う。
 とにかく昭和世代には昭和ネタがツボで、『あまちゃん』で見せたような小ネタが随所に仕込まれていて笑える。
 
「髪の毛くるくる巻きやがって積み木くずしか!」とか、「AXIAのカセットテープ、ノーマルじゃねえかよ。クロームかメタルって言ったよね!」とか、「おばさん、宜保愛子なの?」など、懐かしいネタが満載だったり、市郎の不良娘の純子(河合優実)が言うセリフで「10代のうちに遊びまくってクラリオンガールになるんだよ!」に対しては「あくまで昭和における個人の価値観です」というテロップが入ったりする。
 横暴を絵に描いたような中学教師の市郎は、野球部の顧問もしており、部活中の水飲み禁止を破ったやつにはウサギ跳びをやらせ、関係のない部員も連帯責任でケツバットでしばく。生徒から没収したエロビデオを持って帰り、職員室はもちろん、ところかまわずタバコを吸っている。
 そんな市郎が令和のコンビニでハイライトを買おうとすると、番号でお願いしますと言われてキレ、年齢確認ボタンを押してくださいと言われてオレが未成年に見えるか? とキレ、200円を出すと520円ですと言われて、ナメてんのか!? とブチギレる。昭和61年当時のハイライトは170円だったというのは、若い世代にはけっこう衝撃だと思う。
 女子高生がつけているワイヤレスイヤホンを見て耳からうどんが垂れてますよと教えてあげ、スマホを見て薄くてツルっとしたあれが欲しいという。
 何故か後半でいつもミュージカル風になって、歌って踊ることになるのだけど、尾崎豊の「15の夜」の替え歌で、「ジジイになった気がした米寿の夜~♪」は大笑いした。何度思い出しても笑える。
 昭和10年生まれの市郎は生きていれば令和6年では88歳、米寿になっているという設定だ。
 笑ったといえば、ヒロイン的な役どころのAPの渚(仲里依紗)が言った「迷ったときは八嶋より上か下かで決める」というのもあった。

 内容としては笑えるコメディではありつつ、現代に対するアンチテーゼというか、我々が今新しい常識と思っていることって本当にそうだろうか、という問いかけにもなっている。
 コンプラとか、働き方改革とか、セクハラ・パワハワとか、とかく息苦しいことが多いのが今の世の中だ。
 ドラマの中でもあったけど、多様性というなら古い昭和の価値観も認めなければ嘘ではないか。
 俺たちはこんな未来のために頑張ってるんじゃない、というセリフも、本当にその通りだなと思う。

 私自身、最近はテレビドラマをほとんど観なくなった中、久々に面白いドラマに当たったと喜んでいる。
 興味を持った方はぜひ一度観てみてください。
 リアルタイムで観れば、Xやyahoo!のリアルタイム検索でネタ話を共有する楽しみもある。
 第3話「カワイイって言っちゃダメですか?」は2月9日(金)夜10時です。


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