
デッドストック神社写真シリーズの今回は、愛知県稲沢市の三宮社(地図)です。
稲沢の三宮社といっても、稲沢の人でも知らないのではないかと思うけど、性海寺の中といえば分かるだろうか。性海寺はアジサイ寺として有名なので、愛知県ではわりとよく知られている。
訪れたのは2018年の6月で、お目当てはアジサイだった。
そのときの記事はこちら。
性海寺にはわりと縁があって、2012年と2008年にも訪ねている。初めて行ったのは確か2005年だったと思う。
性海寺の歴史については2008年の記事にある程度書いた。
三宮社に関してはこれまで触れてこなかったので、今回は少し紹介することにしたい。

三宮社は「さんぐうしゃ」と読ませているようだけど、もともとは「さんのみや」だったろうと思う。
性海寺の創建には空海が関わっているとされる。
京都の東寺から名古屋の熱田社へ参拝の途中、この地に立ち寄って金銅の歓喜天を埋めて祀ったという話があり、そのときに八剣宮を勧請したとされ、それを三宮社の起源とする。
三宮社は、その後、春日権現と八幡を祀ったことで三宮と称されるようになったのだとか。
それとは別の話として、天照大神と素戔嗚尊の誓約で生まれた三女神を祀ったというのがある。
個人的にはそちらの伝承に惹かれるものがある。
熱田社は尾張の三宮だったし、おそらく熱田社や尾張氏が深く関わっている。
三宮の由来はもっと別のところにありそうな気もする。
詳しい歴史についてはいずれ機会があればということにしたい。



【アクセス】
・名鉄名古屋本線「奥田駅」から徒歩約36分
・駐車場 あり(無料)
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