年寄りのモニターが必要

言葉(words)
枯れたエノコログサ

 あらゆる商品開発には必ずお年寄りを参加させるべきだと思う。
 たとえば近年、固すぎるキャップや破れない袋の商品が増えている。
 安全重視か何か知らないけど、なかなかフタが開けられなかったり袋が破れなかったりしてキーっとなる経験は誰しもしているんじゃないだろうか。
 そんなときは、これ、お年寄りに開けられるか確かめたか? とメーカーの担当者に問いただしたくなる。
 私でも開けられないようなものが年配のおばあちゃんに開けられるとは思えない。
 破れないならハサミを使えというのは時代に逆行している。
 昔の袋は両開きでパーンと開いたし、キャップが固すぎて回らないなんてこともあまりなかった。
 意地で両開きをしようと渾身の力を込めても空かない袋もある。
 食べる前から気持ちが萎える。
 それもこれも、商品を売り出す前にお年寄りのモニターを経ていないからだ。何百人に調査する必要なんてない。身内の年寄り5人とか10人とかに試してもらって問題がないか確認すれば済む話だ。
 コンビニのおにぎりなんて、パッケージを考えた人間は上手く作ったと得意げかもしれないけど、あんなもの簡単な説明だけでちゃんと開けられるわけがない。
 機械化だとかキャッシュレス化が進むのは仕方ない。年配の人には生きづらい世の中になっていくけど、それでも年配の人たちへの気遣いは必要だ。
 書類やサイトの文字が小さすぎれば私でも老眼で読めない。
 年寄りを優先しろとは言ってない。ちゃんとそっちも向いてくれというだけのことだ。
 それは年寄りの身勝手とかではなく、気遣いの問題だ。
 超高齢化社会でもあるし、定年退職の年齢も上がっている今、もう少し年寄りの意見を聞いていい。
 若い頃は気づけないこともたくさんある。


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