今この人に注目せよ

動画(Motion picture)
空と雲

 あなたは吉村妃鞠(よしむらひまり)という若き日本人ヴァイオリニストを知っているだろうか。
 まずは説明抜きに演奏の動画を聴いてみてほしい。




 どうだっただろう。なんだこれはと思ったんじゃないだろうか。
 ヴァイオリンについての知識がなくても直接心の深いところを震わせるものがある。琴線に触れるというのはこういうことをいうのだろう。
 技術に裏打ちされているというだけではない何かがある。彼女にしか奏でられない旋律といったものがあるのだろう。
 プロも一般人も賞賛するというのはそれほど多くない。一般受けはするけど玄人的にはそうではないとか、プロは賞賛するけど一般的にはよく分からないということもある。
 途中でちらっと映ったカメラを回していた男性がシンセサイザー奏者兼作曲家の父親の吉村龍太で、母親はヴァイオリニストの吉田恭子。 
 3歳からヴァイオリンを始め、4歳にはコンクールに出場して8歳までには世界的なコンクールで1位を39回獲った。
 上の動画が8歳のときのもので、2023年現在は12歳になっている。
 慶應義塾幼稚舎に在学しながらアメリカのカーティス音楽院に最年少で入学したのは10歳のときだ。
 天才という一言では片付けられない存在であり、両親から音楽DNAを受け継いでいるというだけでは説明がつかない。
 モーツァルトの再来とまでいわれる彼女だけど、美空ひばり顔だから、美空ひばりがあの世でヴァイオリンを猛練習して生まれ変わってきたんじゃないかと思ったりもする。
 実際のところ、前世もよく知られた音楽家だったかもしれないし、天上界と直結しているようでもある。
 彼女のヴァイオリンから発せられる音には何か特別な成分が含まれている。他の人にはない何かだ。
 それはテクニックで出せるものなのかどうか。
 使っているヴァイオリンが、あの前澤友作所有のものと知ってガクッとくるのだけど、ストラディヴァリウス”ハンマ”(1717年)は名器と名高いものだ。


 今回はこの人に注目ということで、個人的に気になっている何人かを紹介します。
 続いては陸上中距離のドルーリー朱瑛里(しぇり)選手です。




 文字通り彗星の如く現れたのがドルーリー朱瑛里で、今年2023年1月に行われた全国都道府県対抗女子駅伝での17人抜きは鮮烈だった。
 このとき中学3年の15歳。
 ダイナミックで美しいフォームも印象的で、一躍ヒロインとしてマスコミでも取り上げられたので知っている人も多いかもしれない。
 日本女子中距離界には田中希実という期待の星もいる(ドルーリー朱瑛里は田中希実を憧れと公言している)。
 近い将来、ドルーリー朱瑛里が田中希実のライバルになるようなら日本女子中距離界の未来は明るい。
 ゆくゆくはマラソン挑戦もあるだろうか。
 期待を持って見守りたいと思う。




 ボクシングに多少でも興味がある人で井上尚弥(いのうえなおや)を知らないという人はいないと思うけど、たとえボクシングに興味がなくても井上尚弥のことは知っておいてほしい。同じ時代、日本にこんなすごい選手がいるんだということを知っておいて損はない。
 日本ボクシング界が生んだ最高傑作といわれる井上尚弥のどこがすごいかを説明するのは簡単なようなで難しい。
 とにかくすべてがすごいとしかいいようがない。
 パワー、スピード、テクニック、ディフェンス、当て勘、スタミナ、打たれ強さ、ボクシングIQの高さ、などなど、すべてが高い別次元にあって弱点が見当たらない。
 これまでにも日本には強いボクサー、いいボクサーは何人もいたけど、それらと比べてもまったく格が違っている。
 野球界でいうと大谷翔平のような存在といえば一般にもイメージしてもらえるだろうか。
 高校時代の7冠独占に始まり、世界4階級制覇、主要4団体統一ときて、今年の年末には2階級での4団体統一が実現することになりそうだ。
 今はYouTubeでたくさん動画が見られるので、知らなかったという人もこれから追いかけても遅くないです。




 将棋の藤井聡太(ふじいそうた)の一般的な知名度がどれくらいなのかがよく分からないのだけど、少なくとも将棋界にとどまらない人気と知名度なのは間違いないだろう。
 愛知県瀬戸市出身ということで地元の愛知、名古屋ではプロデビューした当時からよく話題になっていた。
 史上最年少の14歳でプロデビュー(四段昇段)を果たすと、初戦の加藤一二三戦から破竹の29連勝を飾ったのも大きなニュースになった。
 そこから順調に成績を残し、2023年現在タイトル8つのうち7つを独占する格好になっている。
 近く最後の1つの対局があり、それに勝つと史上初の8冠独占となる。
 将棋界というのは30年に一度、大天才が現れるようで、一つ前が羽生善治、その前が加藤一二三だった。
 だとすると、向こう20年くらいは次の天才を見られないということになるので、今のうちに藤井聡太の将棋をよく見ておく方がよさそうだ。次の天才まで自分が生きていないかもしれない。なんか、ハレー彗星みたいだ。
 天才というのは突然変異なんだとあらためて思う。




 NMB48の渋谷凪咲(しぶやなぎさ)は知っている人はもちろん知っているし、知らない人はそもそも興味がないので知らないのだけど、彼女はぜひ知っておいて欲しい一人だ。彼女を知れば幸せになれる。
 彼女を一躍有名にしたのが大喜利だった。
 アイドルなのに大喜利? と意外に思うだろうけど、渋谷凪咲の大喜利力はアイドルレベルではなくそのへんの芸人を遙かに超えている。
 ボケて面白いとかではなく、真面目に考えた答えが結果的に大喜利になっているという希有の才能の持ち主で、ほとんど唯一無二といっていい。
 とにかく瞬発力がすごい。笑う前に、すごっと思ってしまう。
 その実力にいち早く気づいて紹介したのが麒麟の川島だったというのも頷ける。
 今月、NMB48卒業を発表したけど、今後ますます活躍していくことになるはずだ。


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