鳩山会館の2番ダシ写真はごった煮のとりとめのないフラグメント - 現身日和 【うつせみびより】

鳩山会館の2番ダシ写真はごった煮のとりとめのないフラグメント

鳩山会館パート2-

PENTAX K100D+TAMRON SP 17-35mm(f2.8-4)



 今日は鳩山会館の2回目。2番ダシ写真だ。1番ダシは味噌汁に使って2番ダシは煮物などに使おう。というわけで、今回は鳩山会館のごった煮写真編をお送りします。
 1枚目は屋敷から見た庭の様子だ。とびきり広いわけでもないけど、庶民レベルの庭でない。テニスコートくらいな充分に作れる。ゴムボールとプラスチックバットならちょうど野球が楽しめるくらいだろう。由起夫、邦夫兄弟は年子だから、子供の頃はここでよく遊んだに違いない。あの銅像に当てたらツーベースな! なんてルールもあったかもしれない。
 でもその銅像は、鳩山一郎の両親である和夫・春子像で、作者は東洋のロダンといわれた朝倉文夫だ。野球のボールを当てていいようなものではない。ツーベースどこか、あれに当たったらトリプルプレーのアウトにしなければなるまい(そういう問題でもない)。
 純洋風庭園の手前には純和風の盆栽が置かれている。このコントラストも面白かった。これは誰の趣味だったのだろう。
 奥にはちょっとしたバラ園がある。これはバラ好きだった一郎が始めたもので、総理在任中も休みの日は自分で買ってきた苗を植えたりして楽しんでいたそうだ。5月にはバラと庭園と洋館という黄金の組み合わせを見ることができる。

鳩山会館パート2-2

 これはテッセンかクレマチスかそのあたりのどれかだろうか。でもクレマチスは初夏の花だ。9月まで咲いてるだろうか。違う花かもしれない。
 見上げる洋館の窓から外を眺める深窓の令嬢が見えそうな気がした。私は住み込みの庭師の息子で、花の手入れをしているふりをしながらお嬢様を盗み見る。洋館にはそんなドラマが似合う。これが日本家屋の2階ならそうはいかない。よくても屋根の上に登った女の子がギターを弾きながら下手な歌を歌うくらいのものだ。

鳩山会館パート2-3

 一目見ただけで生まれも育ちもいいということが分かるカラフルな鯉たち。近所の川で泳いでる黒い鯉とは何もかもが違っている。田舎の工業高校と都内のお嬢様私立くらいの違いがある。
 こちらはチビの池で、もう一つ大人の鯉の池もある。かっぱえびせんなんか投げても見向きもしないだろうか。その前にそんなことをしたら出入り禁止になりそうだ。
 上にはさりげなく鳩の置物がくっついている。鳩山さんはホントに鳩が好きらしい。

鳩山会館パート2-4

 なんだこのオレンジはと思って葉っぱを見たらイチョウだ。ああ、そうか、ギンナンだと思い出した。もうそんな季節なのか。ギンナンを拾う季節はイチョウが黄葉する12月の始めだから、今の季節とギンナンが結びつかなかった。もう実はなってるんだ。
 今年もまた神宮外苑のイチョウ並木を見に行こう。

鳩山会館パート2-5

 ミカンももうたくさんなっていた。まだ夏の延長戦をやっているかと思いきや、すでに秋の向こうで冬が着々と準備を進めている。ここからは季節が一気に加速していくから、こちらも遅れないように進んでしかないといけない。
 それにしてもこの庭はバラエティーに飛んでいるというか、いろんな草木がとりとめもなくたくさん植わっている庭だ。

鳩山会館パート2-6

 廊下に置かれた絵画のようなヒマワリ花瓶。ゴッホの「ひまわり」を思い起こさせる。品種としてはなんだろう。ゴーギャンでもないし、マチスとも似てるようで違う。ヒマワリも品種が多くて区別をするのが難しい。

鳩山会館パート2-7

 グラスや食器なんかに関してはまったく知識がないから、こういうのを見てもきっと高いんだろうなと思ってそれ以上のことは分からない。こういう無駄なところにお金をかけられるかどうかが真の金持ちとそうでない金持ちとの差なのだろうか。
 このグラスは実際に昔から使われていたものなのか。デザインとしては古そうな気もするけど、どうなんだろう。

鳩山会館パート2-8

 応接室やサンルームとつながっている食堂は、開放的ではあるけど食事をする空間としては少し落ち着かない。そもそも庶民の私からすると広すぎる家自体が落ち着かない。食事もテレビのある居間でしたいし、必要なものは身の回りに置いていつでも手に取れるようにしておきたい。
 ヤドカリが自分の身の丈に合った貝殻を選ぶように、私もまた狭い家を選ぶ。いくら大金持ちになっても広い家に住みたいとは思わない。負け惜しみとかではなく。

鳩山会館パート2-9

 お金持ちの大きな家は、お呼ばれするだけで充分だ。遊びに行くにはよくても住むとなると大変すぎる。不便なことも多い。子供の頃からそこで育っていれば、それが当たり前になるのだろうけど。
 玄関を出て、振り返って見上げるとそこには鹿の首。このセンスだけは共感できなかった。もし私がここのうちの子だったら、あれだけは降ろしてくれと泣いて頼むだろう。
 鳩山会館は、普通のトーンでいいところですよとオススメできる場所だ。ハイトーンでもロートーンでもなく、地声で。とりあえず行ってみて損はない。建物としても、内装も、歴史的な価値を考えても、ここはいいところだ。魅力という点でいうと横浜の山手の方が上かもしれないし、建物としての存在感は古河邸の方が印象が強いけど、鳩山会館はトータルとしてのよさがある。外観と庭だけでなく内部もしっかり見せてくれるのがありがたい。
 鳩山由紀夫、邦夫兄弟に対する見方もかなり変わった。ずいぶん親しみが持てるようになった。元タカラジェンヌのパンチの効いた由起夫のカミさんも好きになれそうだ。

 東京の洋館や古い建物もけっこう巡ってきた。けど、まだ他にもいろいろ見られるところが残っている。今日話題に出た朝倉文夫のアトリエだった朝倉彫塑館、旧東京音楽学校奏楽堂、渋沢栄一の青淵文庫、柴又の山本亭など、今後もひとつずつ回っていくことにしよう。横浜の山手もまだ3分の1を残している。
 名古屋にはあまり洋館というのは残っていないのだけど、次の週末に行く予定の豊橋にはハリストス正教会や豊橋市公会堂、愛知大学記念館などがある。時間があれば寄ってこようと思っている。
 この調子でいくと古い建物好きが高じて、そのうち廃墟巡りとかしてしまいそうだ。そうなったら誰か私を止めてください。
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2007-09-30 06:41 | from プレサーチ