
ルーズフィットの服を昔から好んだ。
ルーズすぎず、フィットすぎない、ルーズフィットが好きだ。
それはそのまま人生観にも当てはまる。
大げにいえば、ルーズフィットという概念、もしくは観念を好むということだ。
タイトは嫌いだ。
ルーズフィットというのはルーズとフィットがバランスよく両立している状態であって、ルーズとフィットの中間のことではない。
しかし、バランスを保ち続けるのは難しく、どこかで崩れてしまう。
お気に入りのTシャツの首が伸びてしまうみたいに。
だから、常にそのときどきのちょうどいいルーズフィットを探し求めることになる。
ピタリとはまったときはとても気持ちがいい。
求めている人間関係もたぶん同じだ。