夏の終わりのデンパークに咲いている花を並べてみてもデンマークは見えてこず - 現身日和 【うつせみびより】

夏の終わりのデンパークに咲いている花を並べてみてもデンマークは見えてこず

デンパークの花-1

Canon EOS 20D+SIGMA 18-50mm f3.5-5.6



 百聞は一見にしかず。デンパークがどんなところだったかを私が語る前に、写真で見てもらった方が手っ取り早いだろうということで、デンパークの第二弾は花特集としてみた。昨日の第一弾は虫紹介だったので、もしかしたら虫の楽園の森林公園のようなところをイメージさせてしまったかもしれない。でもそうではない、むしろ花の公園と呼ぶにふさわしい、花に満ちた公園こそがデンパークなのだ。
 ただし、植えられている花がデンマークに特化したものかといえばそういうことはないと思う。デンマーク固有の花がどんなものだかは知らない私でも、一見してデンマークっぽくないことだけは分かる。けど、見たこともないものもあったから、その中の一部はデンマークゆかりの花だったのかもしれない。
 デンマークらしさとは何か、デンパークとはなんぞやということを考えつつ、写真で足りないところは想像でおぎなってください。
 一枚目の写真はいきなり名前が分からない。デンマークの花じゃないことは確かだと思うけど。

デンパークの花-2

 これは前にどこかの温室で見た記憶がある。違っただろうか。たぶん、アスクレピアスというやつだ。
 原産は南北アメリカやアフリカなどで、ギリシャ神話の医術の神アスクレピアスから名付けられている。根や草に止血や殺虫効果があるそうだ。
 葉や茎を傷つけると乳液が出ることから英名はミルクウィードと呼ばれ、日本では種に光沢のある綿毛がつくことから唐棉(とうわた)と呼ばれる。
 いくつか品種があって、白花やピンクなどもある。

デンパークの花-3

 私の中にあるイメージとは少し違っているのだけど、これもランタナなのだろう。始めは黄色や橙色で、そこから赤や紫紅などに花色が変化していく。そこから別名を七変化ともいう。これはまだ咲き始めで、これから変色していくところなのだろう。
 花や葉っぱの様子は少しアジサイに似ている。アジサイシーズンに見かけると一瞬アジサイと間違えそうになる。種類としてはクマツヅラ科なので仲間ではない。
 原産は中南米あたり。上のアスクレピアスといいランタナといい、北欧のデンマークからはほど遠い。
 日本には江戸時代末期にはすでに入ってきていたそうだ。

デンパークの花-4

 これはちょっと自信がないけど、センニチコウ(千日紅)でいいのか。
 もちろん千日間咲いているわけはなく、長く咲くという意味で千日という名前がつけられたのだろう。百日紅(サルスベリ)や百日草(ヒャクニチソウ)の場合は、実際に3ヶ月くらい咲くから名前に偽りはない。
 花期が長いということで、昔は仏前やお墓によく供えられていたそうだ。江戸時代の初期に日本にやって来た。
 これも原産は熱帯アメリカ。この時期に咲く日本の花が少ないから、たまたま熱帯の花が揃ってしまっただけだろうか。夏のデンマークではどんな花が咲いているのだろう。デンマークの国花はマーガレットだけど、当然今の時期は咲いてない。春にデンパークを訪れると一面のマーガレット畑だったりするのだろうか。

デンパークの花-5

 サルビア花壇は特別に設けられていて、なかなか充実していた。
 こうして見るとサルビアの花色や種類はたくさんあるんだということをあらためて知る。品種改良が盛んなのだろう。
 原産は南米のブラジルあたり。日本では和名の緋衣草(ひごろもそう)の通り、赤い花が一般的だ。花の少ない真夏の花壇では主役となっているところも多い。

デンパークの花-6

 黄色い花は調べたけど分からなかった。赤い葉っぱはコリウスの一種だろうか。
 このあたりはちょっと宿題とする。

デンパークの花-7

 これはヘチマの花だろう。見覚えがある。ひょうたんも近くになっていたけど、ひょうたんの花は白いはずだ。黄色はヘチマでいいと思う。
 ヘチマは大昔から日本にいるような気がするけど、実際は江戸時代にやって来た新参組だ。原産はインド。風情としてはとても日本的だ。
 漢字で書くと糸瓜となる。もともとは果実から繊維がとれたので糸瓜(いとうり)と呼ばれていて、これが「とうり」と訛り、「と」はいろはにほへとちりぬるわの中で「へ」と「ち」の間ということで、「へちま」と呼ばれるようになったという嘘のような本当の話。シャレというより暗号みたいだ。

デンパークの花-8

 一般的にムラサキシキブと呼ばれることが多いこの紫の実は、実際はコムラサキという種類だ。民家の庭や公園などに植えられてるものは見栄えのいいコムラサキがほとんどで、ムラサキシキブは山の中などでわりとひっそり実をつけている。実のつき方ももっとまばらで野生の感じが強い。
 ムラサキシキブという名前の方が受けがいいからということで、店では知っていてあえてコムラサキをムラサキシキブといって売っているところもあるようだ。
 源氏物語の紫式部から来ているかと思いきや、もともとは紫の実がたくさんなるという「シキミ」からムラサキシキミと呼ばれていたものが、のちに語感が似ているところからムラサキシキブと呼ぶようになったのだとか。
 花よりも実の方が目を引くということで秋の方が存在感が強い。初夏にはピンクの可憐な花を咲かせる。

デンパークの花-9

 いよいよ彼岸花が咲き始めた。この花も咲き始めると一気に咲きそろって、駆け足で秋を告げて去っていく。半田のごん狐の里、矢勝川の彼岸花もそろそろ咲き始めた頃だろう。満開まではあと一週間くらいだろうか。
 真っ赤な彼岸花が土手を埋め尽くす光景は、きれいというより鬼気迫るものがあって少し恐い。夕暮れ時などは特に不気味でさえある。日本人のイメージの中にはそういう感覚があるようだ。あんなに派手な色なのに陽気さが感じられない。
 白い彼岸花はまたイメージがずいぶん違ってくる。けど、これも見ようによっては少し妖しい雰囲気もある。清楚なふりをして実はしたたかな女の人のようだ。

デンパークの花-10

 これは売り物のサボテン。花が鮮やかで目を引いた。普段の地味な姿から想像できないような花が咲いてくるのがサボテンの面白さだ。

 こうして並べた花写真をあらためて見てみると、デンパークってどんなところなのかますます分からなくなる。どんどんデンマークから離れていく。そしてはたと気づく。もしかして、デンパークというのはデンマークをモチーフにしたテーマパークではないんじゃないか、と。デンパークというからにはデンマークなんだろうという私の思い込みが根本的に間違っていたのかもしれない。
 第三弾ではいよいよデンパークの核心に迫っていくことになる。デンパークが実は名前の出オチで終わってしまうということが知れてしまうのも時間の問題となった。
 次回はデンパーク本編について書かねばなるまい。これ以上引っ張ってもいいことはない。ネタ不足で水増ししてるんだろうと疑われても損だ。デンパークの魅力について余すことなく紹介するという私の試みは、すでに失敗の予感がただよい始めた。でもまだ2回ある(あと1回では終わらない)。だからもう少し頑張ってみようと思う。読んだ人が自分も行ってみたいと思えるようなものを書けるだろうか。
 つづく。
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