岩屋堂完結編は花写真を並べて短文であっさり締めくくった - 現身日和 【うつせみびより】

岩屋堂完結編は花写真を並べて短文であっさり締めくくった

岩屋堂9月の花-1

Canon EOS 20D+Canon EF50mm f1.8II/EF75-300mm F4-5.6



 今日は岩屋堂で撮った花の写真をあっさり並べて終わる。というのも、さっきまで調子よく書いていたら途中でページが勝手にリロードされて、書いた記事が跡形もなく消えてしまったから。それですっかり力尽きた。FC2ブログは時々挙動不審になるから信用ならない。普段は気をつけてこまめに保存するようにしてるのだけど、今日は油断した。
 というわけで、文章はごく短くなる。またにはこういう日があってもいいだろう。毎日長文が続いてるから。

 一枚目の写真の花は調べがつかなかった。特徴のある花だから図鑑を調べればすぐに出てくるだろうと思いきや、意外にも手強かった。花としてはクサギに似てるし、色合いはシモツケっぽい。でも、もちろん両方違う。
 民家の前の道の反対側に咲いていたから、野草なのか人の手で植えられたものなのかも判断が難しいところだった。いや、草ではなく木の花だ。有名なのだろうか。
 そのうちひょっこり分かる日が来るだろう。

岩屋堂9月の花-2

 これはツルボ(蔓穂)だ。たぶん間違いない。
 島原川の土手にたくさん生えていた。花はまだこれからだ。薄ピンクのツルボが一斉に咲いて光を浴びている光景は、なかなか可憐できれいなのだ。地味だけど風情がある。
 昔は食糧難のときに食べられていたんだとか。

岩屋堂9月の花-3

 こういう思わせぶりでいて実は意味がない写真というのはあまり撮らないようにしようと気をつけてはいるのだけど、いざ自分が見つけるとやっぱり撮ってしまう。演出ではない偶然が面白くて。
 これにあと一つ要素が加われば意味のある写真になる。バックが真っ赤とか、光を浴びているとか、虫か何かが一緒に写ってたりするともっとよかった。

岩屋堂9月の花-4

 コケの緑に惹かれるのは日本人にある程度共通の感覚なのだろうけど、私もかなり好きな方だ。きれいに苔むしている光景を見ると、軽く気持ちが高揚する。わー、コケだ、コケだ、と言いながら走り出したりはしないけど。

岩屋堂9月の花-5

 さすがに紅葉まではまだ遠かった。モミジの葉も青々としている。
 やっと9月になったばかりだから、紅葉まであと3ヶ月はかかる。
 それにしても色の違いだけでここまで扱いが違ってくるのも面白い話だ。緑のときは誰も見向きもしないのに、それが赤に変わったというだけで大注目となる。
 でもまあ、それをいえば空だって海だって山だってそうか。世界は色に満ちていて、人は色によって一喜一憂する生き物だ。

岩屋堂9月の花-6

 蜘蛛シーズンももう終盤。蜘蛛がいなくなると森歩きで蜘蛛の巣が顔にかからなくなるから助かる。でも、蜘蛛にとってはそろそろ命の終わりが近づいたことを思うと、そう喜ぶ気にもなれない。
 巣を張るタイプは、エサとなる虫がいなくなれば当然生きていけなくなる。虫シーズンの終わりが自分たちの季節の終わりを意味する。秋に卵を産んで、その状態で越冬するものが多いようだ。蜘蛛の巣を張らないタイプは幼体で冬を越す。
 この蜘蛛の巣はだいぶボロボロになっていた。網目も破れて、障子や襖が破れたまま放置されている家みたいだ。もう今の時期から新しい巣を張り直す気力が持てないのかもしれない。

岩屋堂9月の花-7

 ユリも8月で終わりかと思ったら、9月になってもしっかり咲いていた。でも、タカサゴユリではありがたみがない。ユリはユリでも、これは美しさも気品もぐっと落ちる。
 今年もヤマユリをなんとか見られてよかった。その代わりササユリが見られなかったのが少し心残りだ。そういえばオニユリもほとんど出会わなかった。来年はしっかりユリフルコースを堪能したい。

岩屋堂9月の花-8

 これはダイコンソウでいいだろうか。相変わらず葉っぱを撮るのを忘れる。名前を特定するためには、花だけではなく葉や茎などの全体像も撮っておく必要がある。できればポケット図鑑でも持っていってその場で確認するのが一番早くて確実性がある。触った感じや葉っぱの裏などに特徴がある場合は、あとから写真を見ても区別がつけられないから。
 花の終わった姿に特徴があるから、たぶんダイコンソウでいいと思う。

岩屋堂9月の花-9

 散策路はいまだ夏の風情のままだ。葉っぱも青々と茂って、秋の気配はどこにもない。
 それでも、見えないところで確実に季節は進んでいる。人が気づいた頃はもう移行が完成してるときだ。ふと気づいたときには、この道も落ち葉で埋まって、上を見上げれば空がはっきり見えるくらい葉が少なくなっていることだろう。
 紅葉もピタリとタイミングを合わせるのは難しい。たいてい早すぎるか遅すぎる。今年の紅葉運はどうだろう。9月、10月は少し間延びするけど、11月の終わりから12月にかけてはまた慌ただしくなる。

 岩屋堂は年間を通じて特別花の多いところではない。それでも、川沿いをゆっくり歩けばいくつもの花々に出会うことができる。もっと川の奥や山の方に入っていくと、種類も増えていく。冬は花の代わりに鳥の楽しみもある。
 今年中にあと1度か2度は行くことになるだろう。きっとまた岩屋堂が私を呼び寄せるから。紅葉の時期になるのか、もっと冬が深まってからなのかは、今のところ分からない。私としては呼ばれたらイヤイヤでも行くだけだ。
 というわけで、意外にも3回に渡ってしまった岩屋堂編はこれにて完結となりました。ぜひ、近くの方は一度行ってみてください。昭和と自然を体感しに。持っていくカメラは、写ルンですが一番似合うかもしれない。
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