視線の高低

言葉(words)
矢田川冬風景

 自分がいる高さによって見える風景は違う。
 比喩的な意味でというだけでなく実人生においてもそうだ。
 たとえば普段履かないかかとの高い靴を履いたときに景色が違って見えるということがある。
 身長が10センチ違うと人生はかなり違うのではないか。
 男性なら170センチの人生と180センチの人生は違うだろうし、女性なら160センチの人生と170センチの人生は違ったものになりそうだ。
 どちらがいい悪いとかではなく、単純に違うという話だ。
 周囲からの見られ方もそうだし、自覚する部分でもあり、見える風景が違うこともいくらか影響があるように思う。
 人は誰しも自分の視線で生きていくしかないわけだけど、たまには違う視線で世の中を見渡してみるのも悪くない。
 しゃがんだり、背伸びをしたりして初めて見えるものもある。
 
 
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