
一番苦手なことを克服できれば、二番目、三番目に苦手なものはそんなに怖がらなくてもよくなる。
だから、最も苦手なことからやっつけていくべきだ。
という理屈はその通りだろうし、それができればいいに違いない。
でも、実際そんなふうにはできないことが多い。面倒なことは後回しにしたいし、嫌なことはできればやりたくない。
それが普通の感覚だ。
しかしなのだ。
この理屈は確かに正しい。それはもう疑問の余地がないほどに。
夏休みの宿題だって最初の10日で終わらせてしまえば残り30日は気兼ねなく遊んで過ごせる。
問題はこの苦々しい理屈をどうやって自分に飲ませるかだ。
それこそ理屈抜きに飲み込むしかないわけだけど、どうにかもう少し上手く飲めないかと考えてみると、自分に褒美を与えるしかないのではないかという結論に辿り着く。
飴と鞭とはよく言ったもので、それを自分にやるしかない。
嫌なことと嬉しいことをセットにするのだ。そうやってペアにしていくことを習慣づければ嫌なことも乗り越えられそうな気がする。
もちろん、嫌なことを先にやるようにしないといけない。