勝手に紹介 ~初出・既出取り混ぜておすすめアーティスト曲編

音楽(music)
空と雲と電線

 勝手にアーティスト紹介シリーズはちょっと久しぶり。
 前回の「月詠み編」が去年2022年の10月だったから、3ヶ月も経っていた。その前の既出アーティストの新曲紹介は8月だったから、実質的には5ヶ月ぶりくらいになる。もう少し短い間隔でやっていきたいと思っているのだけど。

 新年一回目というのは特に関係なく、今回は初出アーティストと既出アーティストの新曲をあわせて紹介します。
 ずっと紹介したいと思っていたアーティストが何人(何組)かいるのだけど、特集しようとすると時間がかかってしまうので、まずは1曲か2曲だけでも出しておいて、またあらためて特集することにしたい。
 お気に入りアーティストたちの新曲も続々と発表されているので、ぼんやりしているとついていけなくなってしまう。
 というわけで、前置きはこれくらいにして早速いってみよう。




 NOMELON NOLEMON  『night draw』

 YouTubeのオススメ広告で出会って一発で気に入った曲だ。
 ああ、この感じ好きだと思った。
 2021年、ボカロPとして活動していたツミキがシンガーソングライターのみきまりあをボーカルに迎えて作ったユニットで、まだ一般的な知名度はそれほど高くないものの、YouTubeのチャンネル登録者数は18万人を超えている。 
 今後必ず伸びていくはずだから、今から追っていけば古参を名乗れる。
 みきまりあは、YOASOBIの幾田りらやにしなと同じ”ぷらそにか”(web)出身の21歳だ。
 NOMELON NOLEMONでの活躍を経て個人としても今後出てくるのではないかと思う。
 とてもセンスのある言葉で綴られた歌詞と魅力的な歌声で、特徴的なのだけど飽きが来ない。繰り返し聴いていたいと思わせる。




 NOMELON NOLEMON 『線香金魚』

 NOMELON NOLEMONからもう一曲。




 坂口有望 『サイレント』

 もうひとりぜひ紹介したいと思っていたのが、この坂口有望(さかぐちあみ)だ。
 ドラマ『科捜研の女 2022』(web)を観た人なら、あ、この曲、と気づくかもしれない。主題歌としてたまにドラマの中で一部がかかっていた。
 個人的には下で紹介する『2020』で知っていて、ちょっと変わった曲を歌うアーティストという印象だったので、こういうオーソドックスなバラード系の曲を歌うのが逆に意外だった。
 大阪出身の21歳と若いながら活動期間は5年を超える実力派シンガーソングライターだ。
 好きな小説がスコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』というのは渋い。
 今後の活躍を大いに期待したい。




 坂口有望  『2020』

 売れてもこういった個性的な曲を今後も作っていってほしい。




 RADWIMPS 『すずめ feat.十明』

 映画『すずめの戸締まり』(web)の主題歌で、公開前に一部がYouTubeにアップされて、主役のすずめ役の声優を演じた原菜乃華が歌っているのではないかという噂が流れて、私もそう思っていたのだけど、実際は十明(とあか)という無名のアーティストが抜擢されたのだった。
 とても魅力的な歌声だ。
 ただ、先行発表されたときの予告動画のときの息づかいが弱まってしまったのはちょっと残念だった。ああいうブレスもまた曲の一部であり、表現だと思うから。
 アイナ・ジ・エンドなどはそのあたりを効果的に使って表現している。




 にしな 『ホットミルク』

 安定のにしなさんの才能だ。

 寒くなり始めた夜に
 窓ガラス開け放って
 毛布の中くるくるくるまる夜
 つま先から凍えてゆく温度
 重ねて温め合う
 なぞる2つの記憶

 ねぇいつかは終わる恋をしていたのね、私達も
 かき混ぜれば解けてゆく悲しみさえ切ない

 上手に眠れない夜の隅
 飲み干すホットミルク
 かき混ぜたスプーンに残る熱が
 ゆっくり溶けてく
 もう1人でも平気よ

 何気ない歌詞のように思えて実はけっこう高度なことをしている。
 重ねて温め合ってなぞっているのは二つの記憶と二人の体で、混ぜ合わせて溶かしているのはホットミルクと二人の悲しみ、冷めていくのは二人の恋とホットミルクで、それぞれに掛かっている。
 もちろん無意識にではなく意識的にやっている。こんな古典的な和歌のような手法を使ってJ-POPの歌詞を書いているアーティストはほとんどいない。にしなくらいだ。




 あたらよ 『また夏を追う』

 あたらよは一曲、いっきょく、身を削って書いているような感じがする。実際はそんなことはなくて余裕を持って作っているのかもしれないけど、聴き手の勝手な印象としてそんなふうに思う。
 天才タイプのにしなと、凡人タイプのあたらよというと、あたらよに失礼だけど、結果としてあたらよはいい曲を出してくる。
 一曲を一気に書き上げたモーツァルトと何度も何度も書き直して苦労して書いていたベートーベンのように違うタイプの天才といった方がいいのかもしれない。
 昔、尾崎豊がインタビューの中で、80点の曲ならいくらでも書けるんだけど、と言ってその後の言葉を飲み込んだのを思い出す。




 上野優華 『ジコアイキセイ』

 上野優華は『あなたの彼女じゃないんだね』のようなラブソング系が似合うアーティストだと思っていたけど、こういったおしゃれ系(?)の曲もしっかり歌いこなせるのか。
 作詞作曲は秋元リョーヘイ。
 上野優華は歌唱力というより表現力に優れた歌手で、カラオケが上手いだけでは歌手になれないということは、彼女の歌を聴けば分かる。
 歌唱力プラス・アルファのアルファとは何かというのは難しいところなのだけど、人の心に訴える力で、それはもう天性のものとしかいいようがないのだと思う。練習で身につくようなものではない。


 今回はちょっと曲数少なめで、特にいい曲、好きな曲を紹介しました。
 今回紹介しきれなかった分の新曲は、近いうちにまたやりたいと思ってます。

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