
人間才能がすべてではない。それは確かにその通りだ。
ただ、誰しもがあらかじめ備わった能力によって生きていくしかないということは言えると思う。
才能はなくても人には生まれ持った資質というものがある。
それを属性と呼んでもいいかもしれない。
RPGを遊んだ人なら分かるはずだ。
戦士は戦士だし、魔法使いは魔法使いだ。商人は商人としての特別な能力がある。騎士と戦士は似ているけど違う。
踊り子、狩人、詩人。それぞれの生き様や進むべき方向がある。
市民には市民の役割もある。
ゲームなら選べるけど、実際の人生は選べないことの方が多い。
10の才能を100に伸ばすことはできても、0の才能を1にすることはできない。
この世界もまた、役を演じる舞台だと考えれば、自分の能力に合った生き方をすることを考えた方がいい。
結果的に、人は一通りの生き方しかできないのだから、選択を間違えないようにしなければいけない。