
あの頃の自分と今の自分と、どちらが本当の自分なのだろうと考えることがある。
どちらも本当のようで、どちらも本当ではないようにも思える。
あるいは、すべてが本当であり、すべてが本当ではないのかもしれない。
いつか本当の自分を見つけることができるのだろうか。
そもそも本当の自分などというものがいるのかどうか。
死んで我に返って本当の自分に戻るといった幻想も本当ではない気がする。
結局のところ、本当の自分などというものは存在しないのであれば、自分自身で本当の自分というものを決めるしかないということになる。
それが本当であろうがなかろうが。