
脳の性能が悪いのは、運動神経が鈍いとか手先が不器用とかと同じで、責められるべきことではない。
もっと言えば、脳の性能がいいことは長所だけど、性能が低いことは短所ではないということだ。
責めるべきことはもっと別のところにあって、それは能力があるのに努力しない人間だ。
頭脳にしても運動や芸術の能力にしても、それを活かさないのは罪と言える。
人は与えられた能力の中でやれるだけのことをやらなければならない。
そこは理屈ではない、そういうものだ。
この世界は役割分担なのだから。
誰もが自分の得意なことだけをやっていれば世界は上手く回っていくようにできている。
自分ができないことを無理にしようとする必要はないし、劣っている部分を嘆くこともない。