
意味はないといい、意味はあるという。
どちらが本当なのか。
子供の頃は、今は分からないことも大人になれば分かるようになるだろうと思っていた。
大人になっても分からないことは、もっと年を取れば分かるようになるはずだと。
しかし、実際は分かるようになるどころかますます意味が分からなくなっている。
もはや意味などないとさえ思える。
本当に世界に意味はないのかもしれない。
ただ、生きてみて分かったことは、無意味であっても無駄ではないということだ。
生きる意味はなくても生きる価値はある。
少なくとも生きることに意味は必要ない。
それは断言してもいいんじゃないかと今は思っている。