
ときどき人の温かい思いやりに触れて、ああ、そうか、と心の中でつぶやいて、そこでしばらく思考がさまよってしまう。
何が”そう”なのかを言葉で説明するのは難しい。あえて言うなら、納得ということだろうか。
人間も、この世界も、否定しようと思えばいくらでも否定できる。
それでもなお、わずかに残る”捨てがたさ”といったものが確かにあって、それがこの世界をぎりぎりのところで保たせている。
たとえば人の思いやりといったものだ。
そんな暖かさに触れたときくらいは、自分も人に優しい気持ちになりたいと思う。
写真を撮りながら名古屋と近郊を巡ります