捨てがたさ

言葉(words)
冬の空き家

 ときどき人の温かい思いやりに触れて、ああ、そうか、と心の中でつぶやいて、そこでしばらく思考がさまよってしまう。
 何が”そう”なのかを言葉で説明するのは難しい。あえて言うなら、納得ということだろうか。
 人間も、この世界も、否定しようと思えばいくらでも否定できる。
 それでもなお、わずかに残る”捨てがたさ”といったものが確かにあって、それがこの世界をぎりぎりのところで保たせている。
 たとえば人の思いやりといったものだ。
 そんな暖かさに触れたときくらいは、自分も人に優しい気持ちになりたいと思う。
 
 
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