
勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は【RIRIKO】を紹介します。
リリコといってもタレントのLiLiCoとは違います。RIRIKOなのでよろしく。
初めて知ったきっかけがYouTubeなので知名度はいつものようによく分からない。チャンネル登録者数がひとつの目安にはなるだろうけど、9,000人ちょとというのが多いのか少ないのかは今ひとつ判断がつかない。10万人を超えていればとりあえずメジャーなんだなとは思う。
音楽番組は観ないし、ヒットチャートに目を通すこともなく、近頃はテレビドラマもあまり観ないので世間で流行っている音楽のことがよく掴めていない。紅白の出場メンバーを見ても知らないアーティストがたくさん出ていてちょっと驚く。私の感覚や趣味は世間とは少しズレているのかもしれない。
なのでこの勝手に発表シリーズで紹介しているアーティストがこのブログの訪問者にどれくらい響いているのかもまったく見当がついていないのが実情だ。
まあ、そのへんは勝手にシリーズなのであまり気にせず、今後も続けていこうと思っている。
RIRIKOについてはwikiのページがあるので略歴は知ることができる。
11歳からギターを始めて中学から作曲をして高校時代にはライブハウスで音楽活動を始めた。
その頃、バンドのコンテストでベストボーカル賞などいくつか受賞する。
東京音楽大学に進学して、卒業後は音楽製作やライブなどを続け、2017年にTVアニメ『クジラの子らは砂上に歌う』のオープニング主題歌題を担当することになり、それがメジャーデビューとなった。
出身は東京渋谷で、現在26歳。
シンガーソングライター兼作詞作曲家というのが肩書きとなる。
ネット上のインタビュー記事はあまり見つけられなかった。
『クジラ』の絶望と希望は、音楽でどう描かれたのか――主題歌アーティストインタビュー(清水大輔)
RIRIKO「また会いたい、会えますように」ライブで表現した“2つの世界線”(村上順一)
音楽業界の内情を詳しく知っているわけではないけど、どの業界でも二極化が進んでいて細々と長くやっていくのは難しいであろうことは想像がつく。
RIRIKOはここまでわりと順調にきたように見えるけど、ここ数年が正念場かもしれない。何かのきっかけで大きく当たればぐんといきそうだし、そうでなければ先細りになっていく。
毎年デビューするアーティストは300から400人(組)ほどいるという。その中で生き残るのは10人程度だそうだ。
今は小さなライブハウスなどでの活動も制限されているので、今後ますます難しくなっていく。
才能がある人がつぶされない世界であってほしいといつも願っている。
RIRIKO 『愛してたフリ、愛されてたフリ』 2020年5月27日
2020年5月から3ヶ月連続でデジタル配信リリースされた一曲目。
作詞、作曲、歌と、RIRIKOの最良の部分が出た曲だ。
これで当たらなきゃ何を出せばいいの、ってくらいの曲なんだけど、もう一歩伸びていない。
事務所の情報がなくて分からないのだけど、レーベルはバンダイナムコ・グループのランティスというところだ。
所属アーティスト名(wiki)を眺めてみると、ほとんど知らないので驚く(声優関係の人が多いのかもしれない)。メジャーデビューといってもそういうことなのだ。
あ、ヒャダインがいる。
RIRIKO 『その未来へ』 2017年10月25日
TVアニメ『クジラの子らは砂上に歌う』の主題歌でデビュー曲がこちら。
他の曲を一通り聴いたあとにあらためてこの曲を聴いてみると、なるほど曲調や歌声はアニメ作品とよく合うことが分かる。
そのままアニメの曲を歌う人になるという選択肢もあっただろうけど、本人がそれを望まなかったのか、周りがそうさせなかったのか。
RIRIKO 『生徒A』 2021年6月16日
最初にMVを見たとき、これは学校のドラマの主題歌なのだろうと思った。
しかし、まったくそうではなく、2021年に発表された1stEP『ここだけの話』に収録された中の一曲だった。
のちに「関内エビル」というテレビ番組のエンディングに使われたらしいのだけど、サイトを見ても番組の内容は謎だった。
ドラマや映画の主題歌を担当できればもっと広く知られることになると思うのだけど。
RIRIKO 『二度とない夏』 2016年12月25日
メジャーデビュー前の2016年に発表された曲。
2016年だからまだ大学生の頃だろうか。こういう素朴な曲もいい。実力をつけた上で原点回帰して作った作品も聴いてみたい。
RIRIKO 『Vivification』 2019年7月7日
2019年7月にTSUTAYA O-Crestで開催された”リリコレクションvol.2”より。
まだこのときはコロナ前でライブも普通に行えていた時期だ。コロナがなければ今頃はもっと精力的にライブ活動をしていたことだろう。
生歌も上手いし、歌い方もライブ向きだ。
カワイイ系よりもカッコイイ系を目指しているのかもしれない。
RIRIKO 『僕らの世界』 2020年9月13日
コロナ禍の2020年9月にShibuya eggmanで開催されたライブ”リリコレクション_パラレル”より。
やっぱりこの人はライブの人なんだとこれを見ると思う。とても生き生きとして楽しそうだ。
写真を撮る立場で見ると、表情が豊かで動きが多いから撮っていても楽しいに違いない。
RIRIKO 『ロリポップサイダー』 2020年9月13日
同じくShibuya eggmanよりもう一曲。
『愛してたフリ、愛されてたフリ』のライブバージョンはこちら。
音源と変わらない歌声で安定感が抜群だ。単純に言って歌がすごく上手い。
RIRIKO 『虹の色よ鮮やかであれ』 (ここだけの話 ver.) 2021年5月5日
2021年5月5日の無料配信ライブで初披露された曲で、1stEP『ここだけの話』(2021年6月16日)に収録された。
こちらはそのEP収録バージョン。
RIRIKO『Hibi』 2021年6月16日
EP『ここだけの話』より。
これまでとは少し違う曲調の曲。
まだまだ可能性があることを感じさせる。
RIRIKO 『この涙が』 2018年3月28日
2018年3月28日に発表された1stアルバム『リリシズム』より。
RIRIKO 『アトランティス号、さよなら』 2019年7月7日
2ndシングル『Vivification/アトランティス号、さよなら』より。
私自身、この記事を書きながらあらためて聴いてみて、今後ますます期待大だなと思った。
売れることで続くというのはあるのだけど、売れることよりも続けることの方が大切で、続けていれば必ず結果はついてくるアーティストに違いない。
公式サイト