
昨日、今年一年も定点観測を完走したと書いたけど、サンデー料理も一週も休むことなく続けることができた。
良くも悪くも大きな出来事がない一年だった。
コロナ禍での生活も2年となって、うんざりすることにも飽きた。これが日常と受け入れるしかない。コロナ前にはどうやっても戻れない。
個人的にもこの2年間は停滞期だった。それはコロナだけのことではない。
今年の漢字を選ぶとすれば”滞”ということになる。”凪”というのとはちょっと違う。
細かく振り返ってもいいのだけど、楽しいこともあまりなかったので、もう来年のことを考えた方がよさそうだ。
大掃除はほぼ終わって、残すは年賀状を書くだけとなった。今年はちょっと余裕を持って年末を過ごせる。
帰る故郷を失って、家で普通に過ごす正月になる。寂しくはあるけど、それももう慣れた。
サンデー料理に関しても停滞そのもので、ここ10年くらいほとんど進歩していない気もする。皿も増えていないし、レパートリーも微増くらいだ。
課題の天ぷらは今年も克服できなかった。
16年もどうして続けているかといえば、やめる理由がないからだ。
料理は趣味ではないし、必要不可欠でもなく、好きかといえばそうとも言えない。嫌いではないし面倒でもないしやめようとは思わないから、来年も同じように続いていくのだと思う。

「マグロの刺身」
買ってきたマグロの短冊を切り分けただけに見えるだろうけど、実はけっこう手間がかかっている。
YouTubeで”【板前の裏技】スーパーのマグロをお店で出せるレベルに変身させます”という動画を見て真似てみた。
塩をまぶして20分置いた後、50度の塩水で洗って氷水で締め、水気を拭いて冷蔵庫で1時間寝かせる。
手間と時間がかかるけどやる価値はある。買ってきたままの状態で切り分けるのと比べると明らかに身が締まってうま味が凝縮している感じがする。
ぜひ一度試してみてください。
あと、切る分ける方向があるというのも初めて知って勉強になった。

「山芋入りのオムレツ」
山芋のすりおろしを加えることでオムレツは劇的に美味しくなる。
食感が全然違うし、山芋自体の美味しさもある。
卵、山芋のすりおろし、タマネギ、シーチキン、とろけるチース、コンソメの素、塩、コショウを混ぜ合わせ、蓋をしてオリーブオイルで両面を焼く。
仕上げにだししょう油をかけて、カツオ節を振りかける。

「野菜と鶏肉の煮込み」
具材はジャガイモ、ニンジン、鶏肉、キャベツ、長ネギ。
味付けは酒、みりん、しょう油、和風だしの素、昆布つゆの素、水、塩、コショウで。
サンデー料理初期の頃からずっと作っている一品だ。