この才能に刮目せよ ~にしなライブ映像紹介

音楽(music)
空と飛行機

 2021年6月25日にZEPP TOKYO(web)で開催された にしな(公式サイト)の初ワンマンライブ『hatsu』のライブ映像が12月5日にYouTube(web)にアップされた。
 にしなファンならとっくに見ただろうけど、まだ見てないという人に向けて紹介します。


 にしな:初めてのワンマンライブ「hatsu」- 2021.6.25 | YouTube Music
※ブログ記事に埋め込みが不可なので、YouTubeでご覧ください。


 にしな(公式チャンネル)については以前、勝手に発表シリーズでコレサワ(公式チャンネル)とのセットで紹介した。

 勝手に発表 ~新規開拓アーティスト編【コレサワとにしな】編

 そこでも書いたのだけど、最初はそれほど好きじゃなかった。声に少しなじめなかったのと、曲自体もそれほどいいとは思わなかった。
 けど、聴き続けているうちにまず声になじみ、歌詞がいいことに気づいた。
 これはもしかしたら大変な才能なのではないかと思うようになり、それからずっと好んで聴くようになった。
 にしなについてはやはり、歌声について語られることが多い。ネットの紹介記事やYouTubeのコメント欄などでもそうだ。
 一方で歌詞について触れられることは少ない。
 しかし、私は歌詞にこそ、にしなのすごさがあるのではないかと思う。
 たとえば、『ダーリン』の歌詞を読めば、彼女が知的な詩人の魂を宿していることが分かる。

 さよならは私が言ってあげる
 ごめんね これしかできなくて
 恋を静かに吹き消す夜

 こんな歌詞は凡人には絶対書けない。
 このすごさが分からない人は『万葉集』や『古今和歌集』から勉強し直した方がいい。


 初のワンマンライブにもかかわらずとても堂々としている。本人は何日も前から緊張していたと言っているけど全然そんなふうには見えない。
 そして何より生歌でも上手い。CD音源と遜色ないレベルで軽々と歌っている。ライブだからといって変にアレンジしていないのも好感が持てる。ライブ・バージョンとかであまり崩されると聴き手としては戸惑うものだ。
 YouTubeのコメントで、「金を払わせてくれ」というのがあって笑ったけど、本当にそうだ。これは金を払って生で聴く価値がある。
 コロナ禍ということで観客は声が出せなかったようだけど、コロナが収まれば会場はものすごく盛り上がるはずだ。
 MCは控えめだったものの、歌っている姿も絵になるし、ずっと見ていられる。

 ライブ映像では『ワンルーム』、『青藍遊泳』、『桃源郷』がカットされているということで、ライブを見た人への配慮だろうか。
 12月18日・19日にポートメッセ名古屋(webサイト)で行われる”MERRY ROCK PARADE 2021”(webサイト)にも出演するようだ(全40組)。
 ワンマンライブとしては来年2022年4月に大阪と東京でやることが決まっている。


 というわけで、勝手に発表シリーズの番外編として、あらためてにしなを紹介しました。
 歌詞にも注目して聴いてみてください。



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