
歴史は現代をより良く生きるための取扱説明書であり、ある意味では反面教師だ。
歴史を知らずに過去と同じ失敗を繰り返していたら進歩がないし時間が無駄になる。
人類の営みはジグソーパズルを完成させるというよりも白地図を埋める作業に近い。
いまだ描かれていない空白の部分を描いていって完成に近づけるといったものだ。
その行為の積み重ねが歴史となり、未来の人たちに引き継がれていく。
歴史になんて興味がないと未来の人たちが言ったら私たちは寂しく思うだろう。
今という時間は過去の人たちの思いがつないだもので、彼らの願いや祈りを我々はバトンとして受け取っている。
彼らが何をして何をしなかったのか。それを知らなければ何をしたらいいのか分からない。
歴史を学ぶことの大切さとはそういうことをいう。