世界の半分

言葉(words)
夕暮れの香流川沿い

 闇をさまよったことがある人間なら小さな灯りのありがたみを知っている。
 太陽の下しか歩いたことがない人間には分からない。
 逆のことを言えば、日陰の人生しか知らない人間は日向の幸せを実感として理解できないかもしれない。
 人は自分の立場で知り得たことしか分からない。反対側の人間のことは想像するしかない。
 それはもう仕方がないことだ。
 誰もが世界の半分しか知らないという言い方もできる。
 たまたま両方の立場を経験したからといって世界のすべてを理解するなんてことはできるはずもない。
 分かったような気になってはいけない。常に向こう側のことは分からないという自覚が必要だ。
 
 
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