競争原理

言葉(words)
隙間に草

 誰もが平等で弱者にとって生きやすい社会を実現することは可能かもしれない。
 少なくとも不可能ではないし、試みてみるのも悪くない。
 ただし、そうすることによって今あるものや持っているものの多くを失うことになる。
 活力や競争力といったものだ。
 強者が犠牲になり、才能のあるものが力を発揮できず、緩やかに衰退していく社会が果たして正しいのかどうか私には判断できない。
 世界がこの先どこへ向かうにしても、走り出した以上走り続けるしかなく、いずれにしても犠牲者は生まれ、ふるい落とされていくことになる。
 弱肉強食は自然界の法則であり、人間も生物の一種である以上、例外ではない。
 地球上において弱者だった人類は多くのものを犠牲にして今の地位までのし上がった。
 その現人類は、新たな人類の登場によって駆逐され、絶滅する運命にあることも自覚しておくべきだ。
 
 
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