焼く、煮る、炒める、茹でる、蒸すに続いてグリルにも目覚めたサンデー

食べ物(Food)
グリルサンデー

PENTAX istDS+PORST Weitwinkel 35mm(f2.8), f4.5, 1/20s(絞り優先)



 今日のサンデー料理では、魚焼きグリルを使った調理というものに初挑戦してみた。松田美智子という人のレシピ本の「肉も野菜も! カリッと焼けてヘルシー&スピーディ 電子レンジ以上に便利です!」という言葉を信じて。
 けれど、こういううたい文句が言葉通りだったためしはない。これで背が10cm伸びましたとか、英語のテストで100点取ってクラスでモテモテだとか、そんな誘い文句に乗って実際その通りになることはないように。一度やってみればわかるけど、どう考えても電子レンジの方が早くて便利だし、カリッと焼くつもりでも結果としてはカリカリになってしまったりする。魚焼きグリルなんて使ったことがないからコツが分からないというのもあるにしても、電子レンジが魚焼きグリルに対してすべての面で劣っているとは思えない。魚焼きグリルがそんなに優秀なら、みんなとっくの昔に気づいてもっと活用してる。でもそうではなくて世の中はみんな電子レンジを使っている。ちょっと考えれば分かることだった。
 ただ、可能性は感じた。ものによっては普通に焼いたり電子レンジで加熱するよりもふっくりとなるし、グリルを使いこなせれば、上のコンロ2ヶ所と3つの料理を同時進行できる。魚焼きグリルは思った以上に使えるかもしれない。最初から使えないを見切ってしまうのは惜しい。

 右手前はマグロステーキ。厚めの切り身に塩、コショウをして、オリーブオイルをまぶす。本には霧吹きでかけると書いてあるけど、今回は用意してなかったので、クッキングペーパーにオリーブオイルをつけて全体に塗った。
 グリルの受け皿に水を張って、アミの上で片面5分、ひっくり返して5分ほど焼く。これは厚みによって時間が変わってくる。マグロなので中心は半生くらいでもいい。好みによって焼き時間を短くすれば、表面あぶり焼きのようにもできる。
 タレは、溶かしたバターにしょう油とわさびを混ぜて作る。表面に塗って少し焼きを入れたら、仕上げに青のりとかつお節を振りかけてできあがりだ。白ごまなんかもよさそうだ。
 これは非常に美味しかった。今回一番のヒットだ。赤身はフライパンで焼くとどうしても固くなってしまうけど、グリルで焼くとふっくらとして固くならない。表面カリッと、中身はふわっとなって、独特の食感になる。全体に柔らかくなる蒸し料理ともまた違う。
 わさびとしょう油とバターの組み合わせもいいし、魚料理が嫌いな人でもこのおかずなら気持ちが萎えることはない。誰にでもおすすめできるし、自分でもまた作って食べたい。牛肉でやっても美味しいだろう。

 右奥はシンプルな野菜焼き料理。ナス、ニンジン、ジャガイモ、長ネギ、ベーコンをグリルで焼いたものだ。
 塩、コショウ、オリーブオイルをまぶして、アミで焼く。このとき、下の水に野菜くずを入れておくと、そのうまみが食べる野菜にも染みこんでさらに美味しくなるそうだ。グリルはあらかじめ温めておくのもポイントらしい。
 これは焼き時間は難しい。野菜によって焼ける時間にけっこう差があるから、同時にやるよりも時間がかかるものから焼いて、途中で焼けやすいものを足していくというのがよさそうだ。熱は奥の方が強いようだ。片面を強火で5分くらいというのが目安となる。
 タレは、オリーブオイル、白ワイン、しょう油、塩、黒コショウを混ぜたものをひと煮立たせさせる。
 味はまあそれなりに。よく言えば素材のうまみを引き出したということになる。こうすればたくさん野菜も食べられるから、そういう意味ではいい料理だ。野菜嫌いになる子供は、親が手抜きをして生野菜を食べさせようとするからだ。野菜もひと手間かけて調理すれば甘くなるし、タレを工夫すれば美味しくもなる。

 左奥は、鶏もも肉とトマトのチーズ焼き。もも肉、タマネギ、トマトに、それぞれ塩、コショウ、オリーブオイルをまぶして焼く。まずもも肉を弱火で片面10分くらいずつ。次にタマネギとトマトを乗せてもう少し焼いて、最後にとろけるチーズを振って温めて溶ければ完成だ。
 味は塩、コショウとチーズでついてるけど、トマトソースにも合いそうだ。グリルで焼いたもも肉は、脂も落ちてあっさりとしながら燻製のような味わいになる。

 魚焼きグリルの料理はなかなか難しい。経験がないから何分焼けばいいのかがよく分からない。見た目の勘でやってると、つい焼きすぎにになりがちだ。そうなると素材が固くなってしまう。
 今回の場合は、おかず3品ともグリルで調理したというのに無理があった。一度にはできなから順番に焼いていくのだけど、最後のができた頃には最初のが冷めていて、もう一度温めるつもりで焼きを加えると焼きすぎになる。単品で作ればもう少しうまくいったと思うのだけど。マグロが美味しかったから、トータルの出来としては75点としよう。
 今後も魚焼きグリル料理を追求していきたいと思っている。白身魚の切り身なんかもグリルで焼くと美味しくなりそうだ。レシピ本には厚切りトーストや焼きトウモロコシも載っていたから、そういうのにも活用してみたい。これからの季節、焼きトウモロコシは魅力的だ。あれは祭りの屋台でしか食べられないものだと思っていた。魚焼きグリルを使えば作れるとは盲点だった。
 料理は単に焼く、煮る、炒めるだけではなく、蒸しもあるし、グリルもある。調理法によって同じ素材もまったく別の食感や味になるということも分かった。料理は単純だけど奥へ行けば行くほど広がりのあるものだ。毎日のおつとめとしての料理は苦しいところもあるけど、趣味としての料理は楽しい。食べることが好きじゃない人にこそ料理をおすすめしたい。自分で作るようになれば料理に対して積極的に向かっていくようになって、食べることも好きになるから。と同時に、食べられる側の痛みも知る。
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