
悲しみや怒りは必ずしも負の感情ではない。
私たちは正しく悲しみ、正しく怒らなくてはならない。
喜怒哀楽を否定して悟ったようなふりをすることが正しい態度とは思えない。
感情に振り回されず、感情を制御することが必要だとしても、感情的になることが悪いことなのではない。
一番いけないのは無感情になってしまうことだ。それは心の死を意味する。
人間である以上、人間らしくあることは肯定されるべきだろう。
現代人はもっと真剣に怒っていいのではないか。時代と共に怒りの感情が弱まっていっているように感じる。
悲しみや怒りは戦うための燃料となる。
私たちはこの世界ともっと戦わなくてはならない。
あきらめて受け入れるだけでなく。