中今はまだ分からない

言葉(words)
イチョウの夏

 神道の思想の中で”中今”(なかいま)という言葉がある。
 神社検定のテキストに出てきて初めて知った。
 一般的には今この場所が世界の中心であり永遠の時間の中心点であり、最も重要なのは今だという意味と説明されることが多い。
 しかし、この思想的な言葉はそんなに単純なものではない。
『続日本紀』の宣命の中の4ヶ所に出てきていて、そこでは天つ神から続く天皇即位の正当性と現世肯定のような使われ方をしている。
 日本人なら言わんとすることがなんとなく分かるだろうけど、思想的に深読みしようとすると、とても難しいものとなる。
 中今。
”今”だけでなく”中”でもある。”中”であり”今”でもある。
 今この時が一番大事なんだから毎日を懸命に生きましょうなどという道徳で誤魔化されたりはしない。
 中今の思想はそんなことではない。断じて違う。
 中今についてはそう簡単に理解できる思想ではないので宿題としたい。
 神社検定の勉強がちょっとは役に立った。
 
 
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