
結局のところ、この世界を肯定しなければいけないことは分かっている。
それ以外に選択肢はない。
でも、無条件にこの世界を肯定するようなことを口にする人間を私は信用しない。
絶対にだ。
この世界がどれだけ多くの犠牲の上に成り立っているかに思いが及ばないせいだろう。
無知や無邪気さというのはときに残酷で、人を深く傷つけ、罪深い。
この世界を否定したい人の気持ちはよく分かる。その感覚の方が正常だ。
それでも私たちはこの世界を肯定するしかない。
どれほどの痛みや苦しみを伴ったとしても。
写真を撮りながら名古屋と近郊を巡ります