THE FIRST TAKE STAGE セミファイナルを見て

音楽(music)

 YouTubeTHE FIRST TAKEの一発撮りオーディションプログラム「THE FIRST TAKE STAGE」のセミファイナルがアップされたので早速見てみた。
 3次選考通過の31組から14人に絞られてセミファイナルが行われた。 
 THE FIRST TAKE STAGEのページで14人全員の歌を聴くことができる。

 公式Webサイト

 オーディションならたいていは一発勝負だろうけど、映像として撮られて発表されることが前提なので緊張感は増すはずだ。
 THE FIRST TAKEは今旬のプログラムだし、参加しているアーティストはそうそうたるメンバーだからなおさらだ。
 優勝するとTHE FIRST TAKEに出演することができる。

 それぞれ好みがあるだろうけど、個人的に気になったのは次の4人だった。




 エントリーNo.11 yuna.

 青森の18歳。
 顔出しはNGのようだ。
 18歳でオリジナル曲を持っているのは強みだ。
 声がいいし、歌唱もしっかりしている。
 ただ、良くも悪くも”今時”なので、それがどちらに転ぶか分からない。
 惹かれる人がいる一方で、ある種のあざとさを感じる人もいるんじゃないかと思う。
 ギターは下手じゃないけどまだまだで、音に艶っぽさや色気が足りない(緑黄色社会の真吾くんのギターなんて超セクシーだぞ)。
 18歳と若いから伸びしろがあると思うのは間違いで(Adoは18歳だし、YOASOBIのikuraは19歳で紅白出場)、年齢は関係なく世間に出てきたときが勝負だから、ここが伸るか反るかの分かれ道になる。




 エントリーNo.8 山下 優太郎

 沖縄の25歳(今回のエントリー条件の上限)。
 歌ったのは、miletの『inside you』。
 miletはTHE HOME TAKEで『inside you』を歌っているけど、個性的で抜群の歌唱力を持っている。
 それを知った上であえてこの曲を歌ったのは自信の表れなのだろうけど、その自信はハッタリではない。歌唱は本物といっていいんじゃないだろうか。音域が広くて簡単ではない曲をきっちり歌いこなしている。
 25歳でボーカルのみとなるとこの先どうすればいいんだろうとなるんだけど、バンドを組んでボーカルをやるとけっこう売れるんじゃないかなと思った。
 声に沖縄の音色を感じる。




 エントリーNo.10 hapi

 年齢や出身地は未発表。
 甘いマスクの男子かと思ったらハンサムな女子だった(失礼しました)。
 緑黄色社会の晴子さんといえば、おしらに言わせると”歌唱力のバケモノ”ということになるのだけど、それにあえてアカペラで勝負を挑むというのは潔い。
 もちろん勝てるわけはないのだけど、キャラも立っているし、個性的という部分で言うと、大化けする可能性を秘めている。
 今回、この人が優勝しても驚かないし、私がもしレーベルのスカウトか何かだったら、この人と契約したいと思う。




 エントリーNo.13 佐野 諒太

 東京都の22歳。
 曲はオリジナルの『信号機』。
 本命、対抗ではないけど穴といえるのがこの人じゃないだろうか。
 自分の世界観を持っているし、歌声も心地いい。
 メジャーのスーパースターにはなれないかもしれないけど、音楽で食っていくことはできるように思う。
 今回、決勝に残れなかったとしても、数年後、どこかで見かけることになるんじゃないか。



 昔、島田紳助の関西ローカル番組(「クイズ紳助くん」)のアシスタントを募集したとき、まだ無名だった藤原紀香が応募してきた。控え室の様子を見たスタッフが紳助に、すごいかわいい女の子がいると伝えると紳助は見にいってみた。そのときの藤原紀香は、田舎の中古車屋に真っ赤な新車のフェラーリがとまっているくらい目立っていたと後に語っている。
 今回のTHE FIRST TAKE STAGEに、たとえば素人のアイナ・ジ・エンドAimerが参加したとしたらどうだろう。あるいは、優里でもyamaでもいい。誰がどう聴いても優勝間違いなしだろう。
 出てくるべくして出てきた人というのは、他を圧倒するものだ。
 ダウンタウンの松本人志はテレビのインタビューの中でプロとは何ですかという問いに対して、圧倒的な力で素人に力の差を見せることと答えていた。
 その松本と浜田がNSCの第一期生だったとき、講師として話をしにいった紳助や明石家さんま、オール巨人は口を揃えて、松本と浜田というやつら(まだコンビ名はなかった)がダントツだと言い合っていたという。

 THE FIRST TAKE STAGEオーディションの選考基準が動画としてアップされている。
 そこでは、オリジナリティ、スキル、言葉の熱量、唯一無二の存在感、ヒューマニティの5つが選考ポイントとして挙げられている。
 オリジナリティがあり、高い技術力を備え、人に伝えるべき言葉を持ち、多くの人に愛され、唯一無二の存在であること。
 言うまでもなくこれはカラオケバトルとは違う。誰が一番歌が上手いかを決める大会ではない。アーティストとしての総合力が問われている。
 選考ポイントの5つを高い基準で満たすことはとても困難なことではあるのだけど、今第一線で活躍しているアーティストはたいてい満たしているから、そこに割って入ろうとするなら自らもそれらを示してみせるしかない。
 すでに定員が一杯で入る余地はないように思えても、出てくるべき人のためにふっとその隙間が空くものだ。
 必要とされる人間は需要のないところにも需要を生み出すことができる。
 世界は常に新しい才能を待ち望んでいる。

 セミファイナリスト14人の中からファイナルに進むのは4人。
 楽しみに待ちたいと思う。
 もしかすると、ここが新しい伝説の始まりとなるかもしれない。
 ファイナルの動画がアップされたら、またこのブログでも紹介します。
 
 
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