
何かに特化するということは良いことだし、その道のトップクラスというのは賞賛に値するのだけど、やっぱり馬鹿では駄目なんだよなと思うことがたまにある(いや、ちょくちょくある)。
馬鹿というのは知識が足りないということではなくて、想像力がないということだ。
たとえば自分の発言が他人や世間にどんな影響を与えるかを考えずに口を滑らせてしまうので不要な騒動を起こすといったことだ(スポーツ選手や芸能人の政治的発言なんているのかな)。
他人を傷つけ、そのことで自分も傷つき、結果として誰の得にもならない。
何か言いたいのなら、自分の好きなものでも語っていればいい。それなら罪はない。
計算高くあれというのではなくて、賢さや勘の良さは必要だということだ。
いくらその道一筋といっても、勉強や教養をないがしろにするのはやっぱり良いことではない。
大人になってから想像力を鍛えることは難しいかもしれないけど、自分の想像力に自信がないのであれば天然で押し通すか黙っておくしかない。
詰まらない口出しをせずに我が道に精進すべきだ。言葉より態度で示した方がよほど世のため人のためになる。