思いの容れ物

言葉(words)
落とし片手袋

 人には思いの許容量というものがあって、それを超えて思いを抱えておくことはできない。
 一度こぼれた思いはなかなか元には戻せない。
 心に穴が空くことはあっても一時的なもので、いつしか穴は埋まっている。
 心が空虚に感じるとしても、それは空虚という空間で埋まっているということだ。
 人は自覚以上に多くの思いを抱いている。多くは自覚できないと言った方がいいかもしれない。
 あるいは、人は思いでできているという言い方もできる。
 だから、良い思いで自分の中を満たしたい。
 悪い思いが入り込むと自分自身が汚れてしまう。
 思いの容れ物を魂と呼んでもいい。

 
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