
勝手に発表シリーズ第十二弾。今回は「最近聴いている女性アーティスト編」をお送りします。
最近といっても最近発表された曲というわけではなく、私がたまたま最近知ってよく聴いているというだけだ。何年も前の曲も入っている。
昔は連ドラが大好きでよく観ていたのだけど、近頃は刑事物くらいしか観ていなくて話題のドラマにもまったくついていけていない。だから主題歌としてよく知られるようになった曲も知らずにいることが多い。リアルタイムで観て聴いていれば、そのとき出会うことになっただろうから少し残念な気がしないでもない。
それでもいい曲というのは数年程度で古びるはずもなく、個人的に初めて知った曲として新鮮に聴くことができる。
それから、カバーということに関してもこの頃認識を改めたということがあって、積極的に聴くようになった。昔はオリジナルが絶対と思っていてカバーは好きではなかった。今でもその思いは多少あるのだけど、カバーされることによって過去の名曲が蘇るということもあって、カバーを否定するようなことはもうしていない。
若いアーティストが古い曲をカバーすることによって今の若い世代が過去の名曲と出会えることはとてもいいことだ。昭和歌謡というともはや懐メロの部類ではあるけど、昭和にはいい曲がたくさんあった。
その一方で新しい才能の登場によってJ-POPはまだまだ大丈夫だなと安心する気持ちもある。
一昔前は路上ライブで名を上げてメジャーデビューという道があったけど、今はYouTubeがその代わりの役割を果たしている。
以前紹介した名古屋ギター女子部もそうだし、米津玄師はアマチュアのバンド活動と並行してハチ名義でニコニコ動画に楽曲をアップしていたことはよく知られている。今回紹介するuruなどはYouTubeからメジャーデビューして成功した典型的な例だろう。
我々の世代は昭和歌謡全盛時代に子供時代を過ごし、アイドル全盛期からバンドブームを経て今に至っている幸運な世代といえる。もう少し早ければ今の曲についていけなかっただろうし、もう少し遅かったら昭和歌謡の黄金期を知らなかった。今はYouTubeなどで全世代の曲を聴けるので、そういう意味でもいい時代に生まれ合わせたと感じている。
そんなわけで、勝手に発表シリーズは今後も続いていく予定だ。
これまでの勝手に発表シリーズはこちら。
上白石萌歌 『366日』 HY
HY 『366日』
こちらがオリジナル・バージョン
adieu『よるのあと』
上白石萌音『一縷』
上白石姉妹(最近ようやくどちらが姉でどちらが妹か分かった)の東宝シンデレラの審査のときの映像。
浜辺美波もいる。
BiSH『オーケストラ』
この動画が好きで何度も観てしまう。
Uru『プロローグ』
uru 『真夏の果実』 サザンオールスターズ
アマチュア時代すでにこのクオリティ。
出るべくして出た人。
今の時代、才能が見いだされるよりも埋もれることの方が難しいのかもしれない。
宇多田ヒカル『First Love』、レベッカ『フレンズ』 、My Little Lover『Hello,again~昔からある場所~』など名作多数。
LiSA×Uru『再会』 (produced by Ayase)
これが一発撮りのTHE FIRST TAKEとは、恐るべき実力者同士。
ボイストレーナーのおしらによる『再会』の解説。
最初はこのキャラに引くかもしれないけど、ボーカル解説は分かりやすいし面白い。
高畑充希『デイ・ドリーム・ビリーバー』 忌野清志郎
オリジナルはザ・モンキーズ(The Monkees)のDaydream Believerで、日本では忌野清志郎がカバーした。
忌野清志郎バージョンはなんだか切なくて泣きそうになるのであまり聴きたくない。
それを高畑充希が歌うと優しくて温かい気持ちになる。とても心地よくて何度も繰り返し聴いてしまう。