才能とその構図

日常写真(Everyday life)
川の水面

 ひとりの才能に大勢の人間が群がるという構図があって、それは浅ましい光景のように思えるのだけど、だから世界はその才能を必要とするという言い方ができる。
 たとえば、美人で演技ができて歌唱力もあるひとりの少女が登場したとする。
 そうすると、作詞家、作曲家、演奏家、映像作家、監督、脚本家、写真家、プロデューサーなど、関係する職種の人たちを何人も食わせていくことができる。事務所の社長や職員、広告業界、流通業界、すべてが連動して波及効果を与えることになる。もちろん、受け手側も恩恵を被る。
 食わせるという言い方に語弊があるなら、それぞれの能力を発揮させることができると言い換えてもいい。
 女王蜂と働き蜂の関係に似ているかもしれない。
 才能は絶対的ではないけど絶対的でもある。
 世界が常に才能を必要としていることは間違いない。
 才能を与えられた人間は幸せなんだろうかと、私はときどき考えてしまうのだけど。
 
 
記事タイトルとURLをコピーする
コメント
コメント投稿

トラックバック