第三の選択肢

言葉(words)
空き家の梅を待つ

 弱い者が他人の情けでなんとか命をつなぎ、虐げられた者同士が助け合って生きている。
 そういった現実に神の意志は行き届いているのか。
 あるいは宇宙の法則とでもいうものが成立しているのだろうか。
 世界の片隅で打ち捨てられた人間たちはこの世界の枝葉末節に過ぎないのか。
 基本的にはこの世界を肯定したいけど、必ずしも出来がいいとは言えないのも確かだ。
 そういった人々もいつかは報われるという考え方は慰めにならない。
 自分は恵まれているから他は知らないでは済まない問題が多すぎる。
 神の仕事は人助けではないとすれば、誰かがどうにかしなければいけない。
 人と神以外の第三の選択肢が必要だ。
 それがいわゆる救世主という者なのだろうか。
 
 
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