目を合わせないように

言葉(words)
空き地の冬風景

 ふと死と目が合って魅入られたようになってしまうことがある。
 そのまま見続けるのは危険だ。
 そんなときはきつく目を閉じて死が遠ざかっていくのを待つしかない。
 死と向き合って正面から戦うのは無謀すぎる。勝ち目はない。
 死は見て見ぬふりをするのがいい。
 逃げることも生きるすべだ。
 いつかは捕まってしまうとしても、自分から近づくことはない。
  
 
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