
人には想像力が必要だということはこれまで何度も書いているのだけど、その中の一つに共感力というものがある。
相手の気持ちを読み取ることと、自分の気持ちをどうやって伝えるかということだ。
頭は悪くないのに説明が下手な人間は共感力が欠けているからだ。
エビデンスとかレガシーとかステイホームなんて言葉を平気で使っている政治家などはその典型だ。
急に共感力を高めることは難しいとしても、基本的な姿勢として相手の立場に立って物を考えるよう心がけることはできる。
相手の知識がどの程度かによって使う言葉や説明の仕方が違ってくるのは当然で、自分が言いたいことだけ言えばそれでいいというわけではない。
私は現実にも未来にも人間にも悲観していないのだけど、今の社会がいろいろな意味で想像力を欠いている点については少し心配している。
今一度、想像力の大切さを見直す必要があると思う。
想像力のない世界はとても野蛮だ。