君が望む永遠

言葉(words)
空き家の初冬

 私たちは永遠をどこまで信じられるだろう。
 誓ったはずの永遠の愛は思った以上に短く、永遠に思えた繁栄もほどなく終わりを迎える。
 一方で本当の永遠はあまりにも長すぎる。
 もし人間の命が永遠なら人の精神は絶えられない。
 それでも私たちはぼんやりとながら永遠というものを信じている。少なくとも完全に否定はできない。
 だから世界はこうして今も続いているのだろう。
 私たちが永遠を信じられなくなった瞬間に共同幻想は砕け散り、世界は一気に崩壊してしまうかもしれない。
 
 
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