不満のメカニズム

言葉(words)
空き家の夏

 不満というのは欲求が満たされないことから来る。
 そんなことは当たり前だと思うだろうけど、まずその基本的なメカニズムをきちんと理解できていない人が多いのではないか。
 不満を口にするばかりで何もしない人間がその典型だ。
 たとえば、付き合いが長くなったり結婚したりすると不満が大きくなるのは、相手に対する要求が増えるからだ。原因は自分の側ではなく相手が変わったせいだと思い込みたがる。
 不満を解消するためにはどうすればいいかは簡単で、欲求を減らせばいいだけだ。そうすれば不満は相対的に減る。
 絶対的な不満は人間存在そのもに関わることだから解消できないとあきらめるしかない。
 極端な話、何も欲しなければ何の不満もないということになる。
 そこまで悟ってしまったら生きることがつまらなくなってしまうからおすすめはしないけど、そこに近づく方向性というのは間違っていない。
 自分が限りなく空っぽになってしまえばいいのだ。そうすれば足りないという思いも浮かばないだろう。
 
 
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