
心を込めて作ったまずい料理と、一切気持ちの入っていない美味しい料理と、あなたはどっちが食べたいだろう?
心を込めて歌う下手な歌と、心を込めない上手な歌ではどっちが聴きたいかという問いでもいい。
勘違いしている人がいるけど、気持ちというのは技術の上に乗せるものであって気持ちだけを押しつけられても受け手は困ってしまう。
スポーツでも芸術でもそうで、まずは技術が先で、気持ちや心は後からついてくる。技術もないのに心を語るのは早すぎるというより意味がない。
日本の教育が間違っていると思うのは、知識を教えるだけで技術を教えないことだ。だからどうやって勉強したらいいのか分からない人間に育ってしまう。
勉強でもスポーツでも、まずは理論を伴った技術を徹底的に教えることから始めなければならない。
技術は経験によって会得するものという考え方は間違っているから捨てるべきだ。
これは考え方の問題で、大人でも手遅れではないから、今からでもあらためた方がいい。
まずは技術が先で、次に知識、最後が気持ちという順番だ。