唯一の答え

言葉(words)
駐輪場の猫

 この世界の上っ面だけを見て理解したような気になっている薄っぺらい人間になってはいけない。
 この世界のことについては、「分からない」というのが常に結論だ。それ以外の答えはない。
 分からないからこそ分かろうとする努力が必要なわけで、分かったと思った瞬間にその答えは手からこぼれ落ちて失われてしまう。
 我々は何も分からないまま幻影を追い続ける宿命にある。
 もしその宿命を否定してしまえば、それは自身の存在を否定することになり、幻影とともに消え去るしかない。
 いつも自分に言い聞かせなくてはならない。
 分かったような気になるなよと。
 
 
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