永遠という絶望

言葉(words)
昼の月

 永遠などないという人がいる。
 けど、そう決めつけるのは危険だ。永遠はないかもしれないけどあるかもしれない。
 人は永遠性というものを軽く考えすぎているところがある。
 私たちは自分たちの意志とは無関係に永遠の中に囚われてしまっているかもしれない。
 ここから永久に抜け出せないと知ったときの恐怖を想像できるだろうか。
 今まで犯してきたことがすべて消えないと分かったときの後悔に耐えられるのか。
 永遠性の本質的な恐ろしさは終わらないことの絶望感なのだ。
 そのことに思い至りもせず安易に永遠を否定する態度は危うい。
 
 
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