今回は前回の「心に残る近過去男性アーティスト編」の後編的な位置づけの「心に残る中過去男性アーティスト編」をお送りします。
思い出のアニソンを勝手に発表
勝手に発表第二弾 ~心に残る近過去女性アーティスト曲
勝手に発表第三弾 ~心に残る中過去女性アーティスト編
勝手に発表第四弾 ~心に残る近過去男性アーティスト編
年代としては一番古い曲が1997年で、新しい曲は2004年に発表されたものだ。J-POPは90年代終わりから00年代前半がもっとも充実していた時期かもしれない。その時代の曲と今の時代の曲を単純に比較してどうこうということは言えないのだけど、あの頃の方が多彩で多様だったことは確かだ。私たちは自分の好きなアーティストや曲をたくさんの選択肢の中から選べたように思う。今はその選択肢がすごく狭まってしまった気がしている。
そういう意味でいうと、我々世代(いわゆるバブル世代)は幸運だった。フォーク全盛は終わっていたけど、ぎりぎり引っかかっているし、その後のニューミュージックとかアイドル全盛時代とかをほぼリアルタイムで体験できて、それを経た上で今の音楽とつき合っていられる。子供の頃のレコード時代も知っているし、CDになってデジタル音楽になっていく過程があって、なんとか遅れずについていけている(と本人は思っている)。
思えば、ザ・ベストテンの中にフォークやロックやニューミュージックやアイドルや演歌まで入っていたあの時代は実にユニークな時代だった。
そんわけで、今回はミスチル、スピッツ、山崎まさよし、スガシカオの4人を選んでみた。
この時代は人によって大きく分かれる時代で、同世代でもこれらのアーティストとまったく関わっていないという人も少なくないんじゃないかと思う。王道といえば王道だけど、王道をあえて避けるという選択肢もあった。
私自身、他にもいろいろなアーティストの曲を聴いてたと思うのだけど、今残ったのはこれらのメンバーだった。この先も残り続けるのか、自分の中で消えていくのかは分からない。他の曲が蘇ってくるということもなくはないだろう。
ミスチルは折に触れて最近でも聴いていて、スガシカオは長いこと聴いていなかったのだけど、今回選んでいく過程の中で再浮上してきた。あらためて心地いい声と曲だ。
スピッツは棋士の藤井七段(17歳)がお気に入りということで知ったという若い世代の人もいるかもしれない(藤井君の選曲はマニアック)。そうやって再発見されて受け継がれていくことはいいことだ。
Mr.Children 『終わりなき旅』
Mr.Children 『しるし』
Mr.Children 『Sign』
スピッツ 『楓』
スピッツ 『冷たい頬』
山崎まさよし 『One more time, One more chance』
スガシカオ 『黄金の月』
スガシカオ 『月とナイフ』
スガシカオ 『お別れにむけて』