
1月4日・5日にフジテレビで放送された『教場(きょうじょう)』は単発の日本ドラマとしては久々に面白かった。
公式サイトはこちら↓
教場(フジテレビ)
キムタク主演ということで回避した人もいただろうけど、観る価値のある作品に仕上がっているので観て損はない。
今はネットの見逃し配信サービスがあるのでありがたい。
TVer(ティーバ)公式サイト
(前編)
https://tver.jp/corner/f0044522
(後編)
https://tver.jp/corner/f0044523
1月11日(土)までなのでお早めに。
面白いのは当然といえば当然で、原作がいいからだ。
長岡弘樹の『教場』(小学館)は『週刊文春ミステリーベスト10 2013年』で1位に、『このミステリーがすごい! 2014年版』で2位に選ばれている。
『教場』小学館公式サイト
私は読んでいないのだけど、読んでみようという気になっている。
ドラマの脚本は『踊る大捜査線』シリーズなどで知られる君塚良一が担当している。
1980年代から1990年代に第一線で活躍した脚本家で、今の若い世代にはあまり馴染みがないかもしれないけど、ベテランとしてまだまだ活躍して欲しい。
作品の内容は、警察学校を舞台にした人間ドラマで、ミステリーの要素も多少ある。たぶん原作はもう少しミステリー寄りではないかと思うのだけど、ドラマ版はキムタク演じる風間教官と警察学校の生徒たちの人間ドラマに焦点を当てたのが成功している。
原作は長編ではなく連作短編の形をとっている。ドラマ版はそれを上手く4時間にまとめた。
キムタクは何を演じてもキムタクと言われてしまうのだけど、今回はこれまでとちょっと違うキムタクが見られた。
大島優子がいつの間にかけっこういい女優さんになっていたことを知ったのもちょっとした収穫だった(朝ドラは観てないので)。