
多くの人間がこの世を100点満点のテストのように思って競い合っているけど、本当は1万点満点かもしれないし、100万点満点かもしれない。あるいは上限など存在しないテストとも考えられる。
100点を取った者だけが1000点満点のテストに進級できるといった仕組みではなく、1000点満点テストだと気づけばそれに挑戦できるといったものなのだろう。
我々は同じ時代の同じ世界にありながら違うレベルのテストをやっている。1万点満点テストに挑んでいる人間は80点と90点で争っていることの無意味さを知っている。
桁が違うという言葉はまさにそういうことなのだ。
では挑戦するレベルを上げればいいかとえばそう簡単な話ではなく、60点しか取れない人間が1万点満点テストに挑んでも無駄に終わる。
やるべきことは点数の上積みもさることながら、まずは意識の桁をひとつ上げることだ。100点が上限ではないということに早く気づかなければいけない。