
後になって気づくことはいろいろある。
あの頃無自覚だった幸福が今になってみると分かるというのもよくあることだ。
ただ、リアルタイムの自分の感情も当然ながら嘘ではない。そのときそれほど喜びを感じなかったというのならそれは間違いではない。
思い出は事実に基づく映画のようなもので、多分に美化されすぎている。
振り返って懐かしむことは悪いことではないけれど、過去の自分の感情や判断を否定する必要はない。
あのときはあのときだし、今は今だ。
どちらも本当といえば本当だし、本当ではないといえば本当ではない。
写真を撮りながら名古屋と近郊を巡ります