
問題は状態としての孤立ではなく、孤独感だ。
どれだけ周りに人がいても孤独感に苦しめられることはある。
同じように、人の内にあるのは絶望そのものではなく絶望感だろう。
実体はあるようでないにもかかわらず、そういった感覚こそが心を蝕んでいく。
絶望感は多くの人たちがそれぞれに抱いていていることに違いなく、どれもが個人的なもので他者と共有することができない。
たとえ家族や肉親であってもだ。
だから自力でどうにかするしかない。他人ができることは限られており、心の内を他人が変えられることは稀だ。
状況を変えるか、心を変えるか。
感覚さえ打ち消せれば勝ちだし打ち消せなければ負けとなる。
何かのきっかけで孤独感や絶望感は去ることがある。
時間がゆっくり解決してくれることもある。
結論を急がないことだ。